隠さずボディを見せるためのアイテムに。ランジェリーを味方に旬なセクシーを満喫しよう【2023-24年秋冬トレンド ②】

2023-24年秋冬シーズンは、昨今のY2K（2000年代）トレンドが追い風になり、肌見せを中心としたセンシュアルなムードが色濃く出ている。秋冬でありながらも、ブラトップやビスチェを取り入れたスタイルを、多くのブランドが提案。マスクの着用が個人の判断に委ねられた今、全身で肌見せを楽しめるファッションが盛り上がりそうだ。

ブラトップをエレガントに取り入れるのであれば、ディオール（DIOR）やロク（ROKH）をヒントにしたい。同色や同素材のスカートやジャケットをセットで合わせることで統一感が生まれ、洗練されたスタイルを手に入る。

フェティッシュな肌見せも新鮮。グッチ（GUCCI）はトム・フォード期のランジェリーを再解釈したルックが登場した。チョーカー風のネックラインのGGパターンをあしらったブラトップは、パテントレザーのスカートとのスタイリングで辛口な印象に。足もとにボリュームを持たせるだけでモードな安定感が漂う。

ブラトップは、オーバーサイズのテーラリングとの相性も抜群だ。ドリス ヴァン ノッテン（DRIES VAN NOTEN）は、ビッグショルダーのコートとジーンズのスタイリングから、ブラックのブラとショーツを覗かせた。よりクールな印象で、センシュアルな抜け感も生まれる。

今季はヘルシーなクロップドトップも種類豊富に揃っている。Y2Kブームを牽引するディーゼル（DIESEL）からは、深いVネックのニットのクロップドトップがお目見え。ボディチェーンがあしらわれ、お腹の肌見せのルックも格上げする。

ランジェリーを取り入れたファッションの最新トレンドはショーツだ。ミュウミュウ（MIU MIU）では、女優のエマ・コリン（Emma Corrin）がビジューを装飾したゴージャスなショーツでラストルックを飾り話題になった。ストッキングと合わせることで、刺激的なミニボトムスとして機能する。かつて若々しさの象徴だったミニスカートも誕生から半世紀以上が経ち、普通のアイテムとなった現代、このショーツの着こなしが新たなリアルトレンドとして広がりを見せるのか、今後に注目したい。