「Candlelight」は生活に密接に寄り添う“音楽”を介し“社会性・政治性”を新たに見出すイベントプロジェクトだ。これまでには、渋谷WWW Xで手話パフォーマーがアーティストとともにステージに立つライブや、角銅真実と哲学者の永井玲衣を招いた対話イベントなどを実施してきた。
9月11日(水)、Candlelightによるイベント「ケアと赦し」が開催される。そこで、アーティスト・映画監督として活躍し、過去に「GQ Global Creativity Awards(グローバル・クリエイティビティ・アワード)」も受賞した石原海監督による短編映画『重力の光:祈りの記録篇』の特別上映が決定。都内で2年ぶりの上映となる本作は、福岡県北九州の東八幡キリスト教会に集うそれぞれ異なる背景を持った“罪人”たちを映す。彼らの苦難と日常、そして教会との関わり合いを交差させたドキュメンタリー作品だ。
また今回は映画の上映だけでなく、日本国内外のイベントに出演し注目を集め、自由な創造力と輝きに満ちたメロディーが人気を呼んでいるBROTHER SUN SISTER MOONから、Ayu Megumi(惠愛由)とShohei Megumi(惠翔兵)によるデュオライブパフォーマンスも行われる。
遠く離れたトピックに思えてしまう、政治や社会の話。一方でそれは、私たちの生活と強く結びついている。音楽や映画によって“生活”と“社会”が交わる時間を過ごしに、ぜひ足を運んでみては。
主催メッセージ:
「属性や置かれた状況に関わらず、多くの人が孤独感・孤立感を抱いてしまうような世のなかで。傷の形が似たもの同士だけでの“連帯”で止まってしまわず、一見自分とは異なる存在に、遠くから でも手を伸ばそうとすることはなんて難しいのだろう。このイベントでは、まずは音楽の癒しに身を任せて、自分の傷を見つめケアする時間を設けたのち、映画『重力の光:祈りの記録篇』に深く対峙し、異なる私たちを赦しあうための糸口を探ります」
Candlelight 「ケアと赦し」
開催日程/2024年9月11日(水)
場所/晴れたら空に豆まいて(代官山)
チケット/前売 3600円 、当日 3800円、U24 1000円
・予約URL:https://candlelight20240911.peatix.com
Text: Nanami Kobayashi