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透ける血色と補正力。最旬のチーク&カラー下地で肌を格上げ(Misaki Kawatsu)

まだまだ乾燥も寒さも気になりますが、気分だけはすでに春。少しずつコスメの衣替えも行っていきたい時季です。25SSの新作が続々と発表されるなか、ベースメイクカテゴリーで特に気になったのは、肌と一体化するようなチークと、色で飛ばすコンパクトな下地。その実力をレポートします。

溶け込む血色で存在ごとフレッシュに!

アディクション ザ リキッド ブラッシュ グロウ 全4色 ¥3,740、アディクション ザ リキッド ブラッシュ フォギー 全8色 ¥3,740

自然と肌に溶け込む絶妙なカラーとクリアな発色。デビューしたばかりのリキッドブラッシュは、肌の美しさを最大限引き出しながら透明感のある血色を叶える感動のアイテム。フォギーとグロウ、2つの質感が揃いますがどちらも選び難いほど優秀です。

左がフォギーの001 Pillow Dream、右がグロウの004 The Healing。どちらも肌になじんで一体化。

パウダリーな仕上がりで肌の柔らかさを強調するフォギータイプは、001 Pillow Dreamのベビーピンクがお気に入り。一見スウィートに見えますが、大人の肌に透明感と血色をもたらす貴重な色です。甘くなりすぎず使えるので、一番手が伸びます。頬に広く、薄く仕込むのがポイント。

そしてグロウタイプの004 The Healingは、元々肌に存在するかのようなナチュラルな血色になるアンティークローズ。フォギーの001を仕込んだ上から頬の中央になじませ、質感と色のグラデーションを楽しんでいます。

欲しいところにほしい分だけ。新感覚のカラー下地

発売日は2025年3月7日(金)。2月21日(金)から予約開始です。アディクション スキンリフレクト カラー コレクター 6.5ml 全6色 ¥3,850

さらに、肌の土台を整えるならこちらの新作の下地をチェック。リップグロスと同様のサイズ感、カラフルなビジュアルが目を惹きますが、肌悩みをピンポイントで補正できるカラーコレクターなのです。コンシーラーのようにチップで肌にのせ、そのままなじませるだけで影やムラをぼかしてスキントーンを均一に見せてくれます。

色で補正するベースメイクは多数ありますが、ここまでカラフルに、アラを狙い撃ちできるアイテムはなかなかないはず。どれも考え抜かれたカラーラインナップで、私たちの顔に潜むさまざまな悩みに対応できる色が揃うので使い勝手がいいと感じました。

ちなみにベビーブルーやイエローなど全6色を試して、私が気に入ったのがピーチとミント。

なめらかなテクスチャーで肌へのなじみがよく、乾燥とも無縁。

どんよりとした青ぐすみをカモフラしてフレッシュに見せてくれる001のBare Peachは、クマに最適。普段はコンシーラーを使用することが多いですが、よく動かす目もとは軽やかに仕上げることが必須。コンシーラーもなるべく薄く済ませるほうが美しい仕上がりをキープすることができます。まずは001で血色感を足してから、コンシーラーを薄く重ねることで、しつこいクマもカバーできました。

そして004 Calm Mintは、赤みが出やすい小鼻や頬に。ついつい見逃してしまいがちですが、小鼻の赤みを消しておくことで明らかに清潔感が生まれます。赤みが強い方は、頬全体にも。下地の段階で色補正ができているとファンデーションの量を最小にできるのも魅力。むしろ、ファンデレスで、下地とパウダーだけで仕上げるのもありだと思います。