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2024年11月16日はおうし座の満月“ビーバームーン”──自分が望む“安定”の形を磨き上げよう

2024年11月16日はおうし座で満月が起こる。アメリカ先住民の間では「ビーバームーン」と呼ばれ、木の皮や葉を食べるビーバーが冬ごもりの準備を始める季節を表しているそうだ。今回の満月は「お金」が鍵。ここまでに得たお金のこと、所有しているものなどを振り返り、これから「何を」「どのように」手に入れたいかを考えるのに適していると人気占い師の真木あかりは解説する。さぁ夜空を見上げて、“振り返りと調整”を行おう。

Photo: 123RF

11月16日午前6時半頃、満月が起こります。11月の満月は、アメリカ先住民の間では「ビーバームーン」と呼ばれます。ハンターたちにとっては毛皮を目的に罠を仕掛ける時期であることから名付けられましたが、ビーバーたちにとっては冬に備えて巣を作ったり補修したりする時期。どちらも冬支度が進められていくのですね。私たちの世界でも、夏の名残がいつまでも続いていたような秋を終え、冬に向かっていきます。今年もあと1ヵ月半。満月は物事が一定のレベルまで到達し、「振り返りと調整」を行うタイミングです。今年中に仕上げておきたいテーマを振り返っておけるといいでしょう。

あなたが本当に求める「安定」は何か?

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今回の満月は、おうし座で起こります。おうし座はお金やものなど、経済的・物質的な安定にフォーカスが当たる星座。それらの安定は自然にもたらされるものではなく、自分が生み出すものです。つまり、ここまでの努力の成果によって、この満月で感じられる安定感は変わってきます。

この満月で、ここまでに得たお金のこと、所有しているものなどを振り返り、これから「何を」「どのように」手に入れたいか、考えてみるのはいい選択となりそうです。

ときに「あの選択は自分らしくなかった」「この買い物は失敗だった」などと思うこともあるかもしれませんが、それもまたひとつの学びです。やってみたからこそ、わかることがあります。もしかすると、まわりの人の発言からそのことに気づく人もいるかもしれません。

意外性を伴う満月に

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今回の満月は、月が天王星とほぼ重なる場所で起こります。天王星は「自由と改革の星」「イノベーションの星」などと呼ばれ、個人レベルでは常識や価値観を、社会レベルでは古い社会構造を、それぞれ打ち破るような働きをもたらします。天王星が絡む天体イベントは少なからず意外性や突発的な動きを伴うので、「えっ」「そう来る?」と思うような出来事もあるでしょう。

これはおうし座が持つ「安定」とは相容れないもののようですが、天王星は2019年からおうし座に滞在し、世の中の「お金」に大きな改革をもたらしました。キャッシュレス決済の普及は、その最たるものです。お金やものに関して想定外の動きがあり、大切なものを見直すことになったとしても、その先はきっと良くなります。

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天王星を伴う満月の緊張感は、「イマジネーションの星」と呼ばれる海王星が、調和的な角度で和らげてもいます。海王星は想像の翼を広げ、理想を抱くことで高みを目指す星。今はとても手が届かないものも、「無理」と分断するのではなく、イメージによってアクセスするための橋をかけてくれます。夢を抱き、理想を描くことで頑張れる──そのヒントをくれるのです。今回の満月でも、現実に打ちのめされたり振り回されたりするのではなく、未来に理想を抱くことで調整を行っていくと、ブレない自分軸を持てるように思います。

どなたにとっても、良い満月でありますように。

<今回の満月でやってみるといいこと>
・首のストレッチをする
デコルテのケアをする
・財布の中身を整理する
・来年、手に入れたいものをメモする
バッグのお手入れをする

Profile
真木あかり(まき あかり)
占い師。学習院大学卒業後、フリーライターなどを経て占いの道に。『タロットであの人の気持ちがわかる本』(説話社)や女性誌での連載など、著書・連載・アプリ監修多数。占星術や四柱推命で運命を紐解き、人が自分の人生をより良く生きるためのアドバイスを行っている。
http://makiakari.hatenablog.com/

Text: Akari Maki Editor: Mayumi Numao

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