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ビリー・アイリッシュ、「わかっていなかっただけで、ずっと女の子を好きだった」

ビリー・アイリッシュが、改めて自身のセクシュアリティについて語った。
Photo: Monica Schipper/FilmMagic

昨年、意図せずにしてクィアであることを公表されたビリー・アイリッシュが、『ローリング・ストーン』誌のインタビューでセクシュアリティについて改めて語った。「去年までわかっていなかっただけで、ずっと女の子を好きだった。ヴァギナに顔をうずめるのが好きだって気がついた。長い間、セクシュアリティについて明かすつもりはなかったから、世に出てしまって本当にフラストレーションがたまった」

ビリーは昨年12月に開催された『ヴァラエティ』主催のイベント「ヒットメーカーズブランチ」のレッドカーペットにて、レポーターから同誌のパワー・オブ・ウーマン特集号で「女性に惹かれる」と語ったことについて「意図してカミングアウトした?」と聞かれ、「そうじゃない。だけど、『そんなの明らかだよね』と思っていた。みんなが知らないなんて、気づいてなかった」と返答。そしてカミングアウトの必要性を疑問視しているとして、ただ存在するだけで価値があると信じているので、自身のセクシャリティを口にしてこなかったとコメントした。彼女はこのイベント後、自身のセクシュアリティを公の場で話題にした同誌をアウティングだと非難している。

ビリーは、5月17日に3枚目となる新アルバム『HIT ME HARD AND SOFT』をリリース予定で、収録曲の「Lunch」はクィアであることにインスピレーションを得て作ったそうだ。「この曲は、実際に本当の自分になる助けになった。一部は女の子との経験がないころに書いて、残りは経験した後に書いた」。ビリーはこの曲で「昼食代わりに女の子を食べたい/彼女が私の舌の上で踊る/彼女こそ運命だって味がする/満足なんてできない/なんでも買ってあげられる/ときめきじゃなくて渇望」と歌う。

また、彼女はオープンにセックスについて語ることを推奨したいとして、こう力説する。「セックスについては、機会があるたびに話すことにしている。まさに私のお気に入りのトピック。セックスを話題にすることを快く思わない人が大勢いるし、女性が自分のセクシュアリティやセックスについてオープンに話すと、すごく変だと思われる。話すと顔をしかめられるような感じだけど、変えていくべきだと思う。緊張をほぐすために何をするって? 話すだけで救われることがある。本当におすすめ」

Text: Tae Terai