コーチの2024-25年秋冬コレクションがNYにて発表された。昨年でクリエイティブ・ディレクター就任から10周年を迎えた、スチュアート・ヴィヴァース。重厚なしつらえのジェームズ B デューク ハウスにて発表された今シーズンのコレクションでは、NYらしさとラグジュアリーというコーチのDNAを、ユースカルチャーのフィルターを通して再解釈した。
ファーストルックで登場したのは、柔らかなパウダーピンクのタフタのスカートに、軽やかなキャミソールを合わせたルック。フロントにあしらった大きなボウと、履き潰したようなディストレス加工のブラックレザーブーツが、コーチらしいミックス&マッチスタイルを完成させている。
昨年ローンチした新ブランドのコーチトピア(COACHTOPIA)に続き、サステイナビリティとサーキュラリティは今回のコレクションにおいても重要なエレメントだ。例えばファーストルックのスカートは、サーキュラープログラム「COACH (Re)Loved(コーチ リラブド)」の一環で、既存のファブリックを再利用したもの。同様のアプローチはレザーやデニム、シアリングなどの素材でも取り入れられた。
サテンのピークドラペルのタキシードジャケットや、レザーのトレンチコートなど、テイラリングも多く見られたが、インナーにフーディを合わせるなど、ストリートのエッセンスは通底している。スタイリングにおいては、メンズ、ウィメンズともにマイクロミニ丈のショーツが多く登場し、ボリューム感のある上半身との対比を印象付けた。
Kōki,がNYからセイハロー!今シーズンのフェイバリットルックは?
今回ショーに参加した、ブランドアンバサダーのKōki,から動画コメントが到着。コレクションの感想、そして今シーズンのフェイバリットルックについて聞いた。
Photos: Gorunway.com Text: Shunsuke Okabe