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ドラマティックなロングからプレイフルなミニまで、デニムスカートで叶える夏の最旬スタイル

この夏、ワードローブの主役に浮上するのは、いつものデニムではなく“デニムスカート”。ドラマティックなロングからプレイフルなミニまで、その魅力はますます進化中。ランウェイルックや最新スナップをヒントに、今季らしいスタイリングテクニックをチェックしよう。
gonna di jeans
Spotlight

今季注目を集める、デニムスカート

Getty Images

デニムは、時代を超えて愛され続けるファッションのアイコン的存在だ。タフな質感とタイムレスな魅力を兼ね備え、ワードローブの定番として揺るぎない地位を築いてきた。そして今、デニムの中でも最も注目を集めているのが、“デニムスカート”だ。

70年代のヒッピー、90年代のグランジ、Y2Kリバイバル——時代ごとに異なるムードをまといながらデニムスカートは進化を遂げてきた。そして今季のランウェイでは、その存在感がさらに際立っている。バイアスカットやデコンストラクション、リコンテクスチュアライズされたデザインが加わり、クラシックなデニムの枠を超えた新たな表情へ。今こそ、デニムスカートをワードローブに迎え入れるタイミング。トレンドを超えたアイテムとして、あなたのスタイルに新たなエッセンスを加えてみてよう。

ロング丈で主役級の存在感を纏って

シルエットの選び方ひとつで、デニムスカートの印象は大きく変わる。ドラマティックに振り切るならロング丈、控えめなエレガンスを狙うならミディ丈。どちらにせよ、デニムスカートがコーディネートの主役であることに変わりはない。

70年代に一世を風靡した後、再び脚光を浴びたのは90年代後半から2000年代初頭。ブリトニー・スピアーズジェニファー・アニストンが火付け役となり、ストリートでもアイコニックな存在に。そして2025年、モードは再び彼女たちにインスパイアされ、Y2Kムードをほどよいノスタルジーとともに再解釈。よりセンシュアルでモードに昇華させるなら、深めのスリット入りロングスカートがおすすめ。歩くたびに素肌が覗き、クールなデニムにさりげない色気をプラスしてくれる。

ミニスカートは永遠の定番

ロングのドラマティックな存在感とは対照的に、ミニ丈のデニムスカートは軽やかでプレイフルな魅力を放つ。時代ごとのトレンドに合わせてウエスト位置やシルエットを変えながら進化し、いつの時代もワードローブの定番として愛され続けてきた。

スタイルアップを狙うなら、Aライン×ハイウエストが鉄則。一方で、タイトなヒップハングのシルエットは、背の高い人にフィットしやすい。そして、鍵を握るのは“裾の長さ”。やや長めのミニ丈ならデイリーにも取り入れやすく、マイクロ丈なら太陽が似合うバカンス仕様に。シーンや気分に合わせて、ベストなバランスを見つけて。

Text: Selene Oliva Adaptation : Saori Yoshida
From: VOGUE.IT