ダイレクトに眼輪筋を鍛える、シートタイプのEMS美顔器
加齢によって目もとを支える眼輪筋のボリュームが落ち、筋力が低下することで目もとのたるみやゆるみは起こる。若々しい目もとを保つには眼輪筋のエクササイズが必須となるが、皮膚が薄く繊細な目もとの場合、鍛え方には細心の注意をはらいたい。
そこで、注目したいのがヤーマンの「デザインリフト」。シミやシワのもとになってしまいがちな肌表面への刺激を避け、内側の眼輪筋だけを鍛えるという理想的な眼輪筋トレーニングがただシートを貼り付けるだけでできる。4.1㎝×2.3㎝の超小型のEMSマシンを装着した伸縮性のあるシートは、微弱な電流によって眼輪筋の収縮と弛緩を繰り返し、目もとのリフトアップを狙ったケアを可能にしている。
EMSによる刺激の強さは3段階あり、最高レベルともなれば、目もとがビクンッビクンッと動くほどのパワフルさだ。ヤーマンが推奨する1回10分のケアを週2~3回のペースで使ってみたところ、徐々に、起床時のむくみによる下まぶたの目袋が薄くなっていく手応えを感じた。飲み過ぎた翌朝、腫れぼったくむくんだ目もとを回復させたいときのレスキューケアとしてもおすすめだ。
シートの粘着力が気になるところだが、メーカー推奨使用回数である「1シート3回程度」を守っていれば問題はなさそう。パソコン作業や家事をしながらも使うこともできる(勢いよく振り返ったりすると、剥がれてしまうこともあるので要注意)。3回使用した後は1セット 3300円のシートを購入し、交換する必要があるが、効果を考えれば手頃だと思える。
貼り付けるだけで自力では難しい眼輪筋の“筋トレ”をきっちりこなせるため、時間の節約を最優先事項に掲げる多忙な人にとってうれしい手助けになることは間違いない。
タッピング刺激&温めによる巡りケアで白目がクリアに!
ゴーグル型アイケア美顔器「3Dアイマジックタイピング」は、内側に16個の突起が内蔵されており、目まわりを一周、指先でタッピングしているように優しく振動させて刺激する。
搭載されているモードは全5つ。目もとをぐるっと一周刺激しながら動き、しっかりほぐれた実感が得られるリフレモードのほか、リズミカルな細かい振動でゆるめるエステモード、優しく穏やかな振動のおやすみモードのほか、3種の振動を組み合わせたミックスモード、そして、リラクゼーション気分を高めてくれるヒーターモードまで。一度の使用でも血行不良による淀みグマがすっきりとし、目もとがパッと晴れやかな印象になった。
さらに、眼球を動かすとゴロゴロと感じるような不快感も薄れ、濁っていた白目がみずみずしくクリアになる手応えが。これは日々、パソコンやスマートフォンで目を酷使している現代人にとって、最高の“バディ”となりえそうだ。
1度の充電で最長7時間使用でき、210gと軽量かつ2つに折りたためるため携帯にも便利。旅行中や出張中にアイマスク代わりに使えば、移動時間をアイケアタイムとして有効活用できるのも魅力だ。
眼輪筋のトレーニング×ハリ感ケアで目もとをピンッとリフトアップ
約120gのスティックタイプで持ちやすく、スイッチひとつ押すだけで目もとに特化したリフトケアができる「メイト フォーアイズ アクシージア」。中国を中心とした海外で爆発的に売れている人気アイケア美顔器だ。眼輪筋を電気で収縮させながら、美容医療でもおなじみのRFで深部まで温めるWケアが注目のポイント。眼輪筋を鍛えて強化し、肌の内側からハリ感をアシストすることで、肌が緩んで起こる目もとの雪崩を食い止めたいという気持ちに応えてくれる。
目もと用美容液やシートマスクとあわせて使うことで美容成分の浸透が高まるため、手持ちのコスメが今までに以上に効いている実感を得られるというのも大きなメリットだ。朝のメイク前に目もと用の美容液をなじませるついでこの美顔器を使うと、じんわりと深くから温まり血流がよくなるためか、むくみまですっきり。肌だけでなく表情までもシャキッとし、顔全般のコンディションが向上するため一日のやる気アップにも繋がる。
こちらは目もとだけでなく、ほうれい線や眉間などのハリ不足が気になる細部のケアにも応用できるのが他の2品との違いでもある。愛用者からは、「コレひとつで全顔のリフトケアが叶う」という声も少なくない。一ヶ月まじめに使い続けた結果、目の下に出現していたたるみのラインや深く刻まれたほうれい線が浅くなったような気がしている。目もとを中心に全顔のケアまで網羅したい人にリコメンドしたい。
ここ最近、多機能な美顔器にアイケア機能が搭載されているものも少しずつ増えているが、スペシャリストならではの良質なケアが結果を出すまでの時間を短縮してくれることは確か、と感じられた。エイジングサインが現れやすい目もとこそ、予防的な観点で取り入れておくのも賢い手段ではないだろうか。
Text: Yuko Kaneko Editor: Misaki Kawatsu