塗れば塗るほど唇をケアしてくれる、“むちとろ”質感のリップバーム/山口理沙
ビューティー業界は空前のリップバームブーム。各ブランドから数多く発売されている中でも特にお気に入りなのが、イヴ・サンローランの「ラブシャイン キャンディ グロウ バーム」。まず、必ずゲットして欲しいのがくすんだ唇をナチュラルに整えてくれるトーンアップバーム(左)。下地として仕込むと次にのせる色味をグッと引き立たせてくれますよ。6色展開の中でも品のあるエロさを引き出してくれる深みのある赤ワインのようなカラー(右)が好き。唇をケアしながらむっちりとしたボリューミーな口もとが手に入る神リップに注目です。
つけるほどに自信が湧き出るパワーリップ/河津美咲
今季大リニューアルを果たした、注目のナーズのリップ。日本人好みのヌード系を多く揃え、絶妙すぎる微差を表現したカラーレンジがお見事! フレッシュで大胆な発色も唯一無二で、纏う瞬間からポジティブなムードになれるところも最高です。顔色が冴えない、と感じた日にも味方になってくれます。
個人的な推しは、アプリコットブラウンの「802」。鮮やかなのになじみがよく、挑戦的なのに知的にも見えるカラーがツボでした。ほかにも色気を感じる「821」のローズや、柔らかいのに主張するベージュコーラルの「851」など、たまらないカラーがたくさん。28色も同時にデビューするので、必ず自分に似合う運命の1本に出会えるはず。
フルリニューアルしたトム フォードの「リップ カラー」。推しは“あずきブラウン”/小齊りえ子
トム フォードのアイコニックな「リップ カラー」が、ケア効果をアップグレードして全15色、フルリニューアルです! まず唇にのせたときの感触に驚き。表面の凹凸にまったく引っかかることなくスルッとのびて、見たままの発色を纏えます。そのうえ、つけ心地がとにかく軽い。薄膜で気持ちのいいフォーミュラーは快感そのもの。カラーバリエーションはローズ系やヌード系が豊富ですが、なかでも特に注目したいのは「N2 ドルチェ」。赤みと青みを感じる絶妙なニュアンスのあずきブラウンが肌に馴染んで、赤ほど気負わないのにエレガントさを添えてくれてぐっと秋のムードを高めてくれます。
絶対に“洒落る”ピンクベージュ、甘辛な128番/三谷徹
安全でコンサバティブで、ちょっと攻めた感のあるベージュピンク。ちょっとしたさじ加減で“今”っぽくもなるし古くもなるこのカラーの、まさに2024年秋版を発見。それがメイクアップフォーエバーの新しい「なめらかツヤ」リップ、128番「ライブリー ペオニー」です。黄みをたっぷり溶け込ませた王道ベージュにピンクをじわっと広げたような絶妙なトーンで、とろけるようなほどよい厚みとほのかなツヤがとてもキレイ。ファッション性を保ちながらも、いい意味でのコンサバティブな風味に守られるといういい具合の色味なのです。コレ1本あればこの秋は毎日こなれてしまうはず。ヌードカラーのトップに合わせても可愛い!と思います。
美人見せ。ブラウン系カラーが限定で登場/村松杏子
使いやすさと、オシャレな発色で人気のジバンシイの「ローズ・パーフェクト」からトレンド系のブラウン系カラー「No.117 チル・ブラウン」が秋新色として限定で登場。落ち着いたローズ味のあるブラウンはまさに人を選ばない美人見せリップ。そして、リップバームのようなカジュアルな使い心地で、しっとりふっくらするのに、発色は見たまま。むっちりしたテクスチャーが 唇にしっかり残るのもおすすめの所以。ボディのマーブル柄や、パッケージのピンクベージュが可愛らしく、モード好きも可愛い好きも満足できるリップカラー。

夏はスタートしたばかりだが、ビューティー業界はすでに秋ムード!? ひと足先に今秋おすすめのカラーやテクスチャーをご紹介。あなた好みのリップが見つかるはず。
