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エイジレスはバングスから。ミドルエイジセレブの間で“前髪づくり”が台頭中!【ファッション賢者たちのヘアアレンジ術】

大胆なカラーやカットが必要なくても、簡単に印象を操作してくれる前髪。ケイティ・ホームズからモニカ・ベルッチまで、40〜50代のミドルエイジセレブたちが、洗練されたバングスタイルを取り入れている。彼女たちの前髪技をチェックしてみよう。

ケイティ・ホームズ フレンチガール風のオン眉

Photo: Steven Ferdman/Getty Images

美しさをアップデートしつづける44歳のケイティ・ホームズは、オン眉とともに秋を迎えたばかり。この日出席したイベントでは、ブルネットのロングヘアをおろし、前髪をセンターで分けたボーホースタイルを披露した。やや内巻きに仕上げたルーズな前髪は、フェミニンでどこかフレンチガール風なムード。自然体で控えめのメイクと合わせることで子供っぽさを回避し、ソフトな表情に。

モニカ・ベルッチ ゆるフリンジで女っぽさを引き出して

Photo: Stefania D'Alessandro/Getty Images

映画監督のティム・バートンと一緒にレッドカーペットに現れ、交際を認めた59歳のモニカ・ベルッチ。スモーキーな目もとをかすめるような長さで、ゆるやかなカーブを描いたフリンジバングは、彼女のしとやかな女性らしさを引き出している。顔まわりのヘアもやや短めにカットし、動きをつけることで軽やかさも忘れずに。コンサバではない親密感を生むことにも成功。

ハイディ・クルム 切り揃えた毛先でドーリーに

Photo: James Devaney/GC Images

50歳を迎えたハイディ・クルムは、今も昔も前髪が大のお気に入り。このスタイルにはこだわりがあるようで、パンデミック時には自宅でセルフカットしていたほどだ。目の上ぎりぎりにそろえたぱっつん前髪は最近の彼女の定番で、ドーリーでアイコニックなムードを演出。目もとからサイドにかけてシームレスなカットラインが、表情にやわらかさを足して。貫禄を出しがちなスモーキーアイのインパクトを中和し、奥ゆかしい印象に仕上げている。

ローラ・ダーン ロックの香りが漂うカーテンバング

Photo: Jeff Kravitz/FilmMagic

第38回ロックの殿堂の式典に参加したローラ・ダーンは、レザードレスに合わせて、70年代風のカーテンバングを披露した。これまでの前髪は、目にかかるように長めにカットされていたが、この最新ルックはセンター で分けたパーツを外側に流すようにチェンジ。髪全体の下半分をしっかりカールし、前髪を羽根のようなラインに意識。遊び心がありつつも洗練された仕上がりは、大人の余裕を感じさせるほど。

Editors: Maki Saijo, Kyoko Muramatsu