待ち焦がれていたプロポーズを受けて夢心地になったのも束の間、結婚準備のTO-DOリストに追われて呆然としてしまう。やるべきことが山積みで最愛のパートナーとの仲にも不穏な空気が流れはじめ……なんて、ことにならないように、さらなる愛を育むためのカンフル剤になるのが、アーバンリトリートへの逃避行。
都心にいることを忘れさせてくれる空間
わざわざ予定を立てずとも、仕事場からでも直行できるし、訪れた瞬間からリゾート気分満載で、幸せモードにスイッチが入る。二人を無事にゴールへと導いてくれる、そんなホテルがTRUNK(HOTEL) YOYOGI PARKだ。渋谷から歩いて15分ほどの奥渋エリア。これほどの都心にありながら、代々木公園から明治神宮に続く森が目の前に広がり、まるで遥か遠くのネイチャーリゾートまで旅して来たかのような気になる。この素晴らしい環境に共鳴するシックな7階建ての建物は、街の景色になじむよう、外壁のコンクリートに日本の伝統技法の洗い出し仕上げを採用。1階には、街に開かれたオールデイダイニングがあり、テラス席で優雅に食事を楽しむ人たちを横目に、宿泊者のみに解放された小さなエントランスへと向かう。
客室は計25室。オーナーズスイート1室を含む5室のスイートと、シティービューとパークビューの20室のスタンダードルームがあるが、今回は解放感あふれるパークビューが必須だ。天井まで届く壁一面の窓から望む森は深く、どこまでも続いているかのよう。ベランダに出れば、爽やかな風が一瞬で都心にいることを忘れさせてくれる。
サスティナビリティに配慮したインテリアやアメニティ
客室は落ち着きのあるニュートラルカラーの素材を使用したナチュラルでシンプルなデザイン。機能性も兼ね備えたオリジナルの家具は、例えば、椅子やテーブルの木の滑らかさ、ファブリックの上質感など、どれもゲストのことを第一に考えた、くつろぎの時間にふさわしいアイテムばかり。しかもそのすべてにサスティナビリティへの本気度が感じられる。オリジナルのドライヤーケースは、害獣駆除の対象となったエゾ鹿の皮で作られたもの。ティッシュケースやダストボックスはレザーの端材を、カップは廃棄タイルをアップサイクル。ランドリーバッグには、サスティナブルな製法で作られた和紙を使用し、ドアノブなどに掛けるプレート類にはバナナの茎から作るバナナクロスを使っているのだ。
最高にリゾート感を味わわせてくれるのが、これからベストシーズンを迎える6階ルーフトップのプールとラウンジスペース。宿泊者のみに解放されたエクスクルーシブな空間には、温水のインフィニティプールとジャグジーに加え、ファイヤーピットまで設けられていて、とにかくラグジュアリー。プールサイドでは、オイスターをはじめとする新鮮なシーフードや、ワインやカクテルなどドリンク類もオーダー可能。ノンアルコールドリンクの充実ぶりもありがたい。ソファー席でくつろぎ、カクテルを手に、絶景を眺めながらTO-DOリストを埋めていく。煮詰まっていたことが嘘のように一気に解決へと向かう。神宮の森に包まれて運気も最高だ。
TRUNK(HOTEL) YOYOGI PARK
東京都渋谷区富ヶ谷1-15-2
Tel./03-5454-3210
https://yoyogipark.trunk-hotel.com/
Photos: Courtesy of TRUNK(HOTEL)YOYOGI PARK Text: Yuka Kumano Editor: Mayumi Numao