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冬のプラスオンアイテムは“シルクスカーフ”に決定。首まわりのおしゃれと冷え対策を同時に叶えるワンポイントアクセサリー

コートやマフラーを取り入れるほど寒くはないけれど、首まわりの冷えが気になる今役立つのがシルクのスカーフ。暗くなりがちな冬のコーデが華やぐだけでなく、冷え対策にもなる実用的なアクセサリーを押さえて。
Photo: Andriy Onufriyenko/Getty Images

コートを羽織るほどでも、厚手のマフラーを巻くほどでもないけれど、気温がぐっと下がり始めた今、おしゃれな人たちが真っ先に取り入れているのがシルクのスカーフ。最近パリに行ったときも、色とりどりのそれ(フランス人は「フーラード」と呼ぶ)を巻いた人々に多く出会した。

スカーフは首もとを寒さから守る実用的なアクセサリーであるだけでなく、ベーシックな装いを華やかにしてくれる優れ物。冬のコーデは落ち着いたニュートラルカラーや暗めになりがちなため、こういった小物を足すか足さないかで全体の印象が変わってくる。

1996年、LAで開かれた「AIDS Project」のイベントに出席した際のキャメロン・ディアス。バッグの色合いとマッチさせたスカーフをサイドで結んで。

Photo: Vinnie Zuffante/Getty Images

2020年春夏ミラノファッションウィーク中にキャッチされたカイア・ガーバー。チェック柄がコーデに程よいアクセントを効かせている。

Photo: Arnold Jerocki/Getty Images

1990年代後半のキャメロン・ディアスの装いが今もなおフレッシュに映るように、このアイテムを使ったスタイリングにはトレンドに左右されないタイムレスな魅力がある。2019年、ミラノ・ファッションウィーク中にショーからショーへと飛び回っていたカイア・ガーバーはチェック柄のスカーフを首に巻いて肌寒さを凌いでいたが、このルックはカジュアルな冬のオフスタイルのお手本にぴったり。エルメスHERMÈS)の2025年春夏メンズウェア・ショーに出席した歌手のアーロ・パークスは、モノトーンコーデの差し色にブルーの一本をセレクトしていたが、彼女のように髪色とのミックス&マッチを楽しむのもありだ。

2025年春夏パリファッションウィークにて、エルメスのメンズショーに出席したアーロ・パークス。小さなブルーのスカーフを添えて、鮮やかなレッドヘアとのコントラストをプラスした。

Photo: Dave Benett/Getty Images

シルクスカーフといえばやはりエルメスを思い浮かべる人は多いだろうが、ヴィンテージショップやフリーマーケットなどで周囲と被らないデザインを見つけるのも◎。暖かくなってきたら首に巻く代わりにヘッドスカーフとして使ったり、バッグにつけたりと、オールシーズンスタイリングできるのもポイントだ。好みに合った色や柄を選んで、周囲と被らないアレンジをして楽しみたい。

Text: Hannah Jackson Adaptation: Motoko Fujita
From VOGUE.COM

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