バランスの良い食事&腸活がキー
日々のインナーケアで注目すべきポイントは、以下の3つ。
「まずは動物性タンパク質を十分に摂取すること。特にダイエット中の女性に多く見られるのが、動物性タンパク質の不足です。個人差はあるものの、不足すると栄養バランスが崩れ、疲れやすくなるだけでなく貧血を引き起こし、免疫力の低下に繋がってしまいます。また、精製された糖質などの炭水化物が極端に多い食生活は避けて。厳格な糖質制限ではなく、多いと自覚がある人は、減らすように心がける程度でOKです。栄養素については、紫外線量の減少によって減るビタミンDを補うのは有効。白血球の働きを支え、抗酸化や体の抵抗力アップが期待できるビタミンC、バリア機能を支える亜鉛なども積極的に。ただし、栄養補助食品やサプリメントは、あくまでもサブ的な位置づけ。自身の消化と、活動量に見合った食事が基本です。自身のキャパシティに合った量を、一日のなかで複数回に分けて食べて。麺類や丼ものといった単品メニューよりも、ご飯とおかずがセットになった“定食スタイル”がよいですね。ただ、あまりストイックに食事管理をするとかえってストレスになるので、続けられる範囲で行いましょう」(山﨑先生)。
長谷川研究員は“腸活”を推奨。「発酵食品や食物繊維を摂ることで、腸内環境の改善が期待できます。全身へ影響し、結果、肌の健康を高める方向に。ストレスを感じると全身の免疫力が低下し、結果肌へも影響があるといわれているので、ストレス管理も重要です」。二人の意見を総合すると、バランスのよい食生活を心がけつつも、ストレスが溜まらない程度にとどめるのがコツのようだ。
KINS 生きた乳酸菌で腸活を
腸内環境を整え、お通じを改善する機能性表示食品のサプリメント。有胞子性乳酸菌と呼ばれる生きた乳酸菌と、その「エサ」を同時に届け、腸内環境を良好に保つ。一日1粒を目安に摂取して。
セルヴォーク 希少なアナツバメの巣由来の成分をイン
昨秋、8年ぶりに刷新したブランド最高峰ラインのインナーケア。高い栄養価や美容&免疫機能に関する効果があり、古代より珍重されてきた「アナツバメの巣」由来の成分を配合。細胞の働きに欠かせない「糖鎖」を構成するシアル酸が多く含まれ、細胞内外のコミュニケーションを司るその働きを賦活。健やかな免疫機能をサポートする。
アーユルマスター ハーブの力で生命力を引き出す
インド神話に登場した“神々の飲料”を現代に再現。生命を活性化するといわれる果実のアムラをメインに、神経系や内分泌系にアプローチする「アダプトゲン」を含む40種類以上のハーブエキスをブレンド。美肌、抗酸化、デトックスなども期待できる総合健康ドリンクは、まさにエイジングケアの真打といえる。
だいじょうぶなもの 抗菌・抗炎症のお守りスプレー
インフルエンザウイルス不活性効果のある天然由来成分100%のオーガニックな喉ケア用スプレー。マヌカ、カモミールなどの抗菌、抗炎症作用が期待できる植物エキスで良好な喉環境へと導く。バッグに忍ばせて冬シーズンのお守りとして。
※『VOGUE JAPAN』2025年3月号「強い肌、強い体。この冬鍛えたいのは免疫力」転載記事。
Photos(Cutout): Yasuhiro Ito Text: Kiriko Sano Editor: Misaki Kawatsu
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