ジェイダ・ピンケット・スミスが、クリス・ロックからデートに誘われたことがあるそうだ。自叙伝『Worthy(原題)』の発売を控える彼女は、2016年からウィルと別居していることを告白して注目を集めたが、「ピープル」のインタビューではこう明かしている。
「毎年のように私とウィルの離婚が取り沙汰された。ある夏、クリスは私たちが離婚すると思ったらしく、電話で『デートに誘いたい』という内容のことを言ってきた。だから『どういう意味?』と聞いたら、『ウィルと離婚するんだろ?』と言うわけ。『違う。ただの噂』と私が答えると、彼はショックを受けてた。思いっきり謝ってくれて、それでこの話は終わりになった」
クリス・ロックと言えば、2022年のアカデミー賞で脱毛に悩むジェイダのヘアスタイルをジョークにし、激高したウィル・スミスに平手打ちされた騒動が記憶に新しい。インタビューでは、この騒動にも言及しており、「ステージを降りてすぐ『傷つけるつもりはなかったんだ』と謝りに来てくれた」と明かした。
オスカー騒動で注目を集めたクリスとジェイドだが、2人の付き合いは長く、2人の間に緊張が走ったのも、この時が初めてではなかった。2016年のアカデミー賞では、演技賞の候補を白人俳優が占めたことを受け、ジェイダは授賞式のボイコットを宣言。しかし、この年の司会者に決まっていたクリスは降板しなかった。代わりにステージで多様性の欠如をジョークを交えて批判。その際にジェイダについてもネタにし、ノミネートもされていないのにボイコットをするのはおかしいと言及していたのだ。
「2016年のアカデミー賞の件で、たぶん私とクリスの間には誤解があった。私は傷つけるつもりはなかったけれど、彼はそう感じていなかったんじゃないかな。誤解があると思う」「彼が謝り、私も謝った。関係は回復し、問題は解決したかと思っていた。それ以来、2022年の騒動まで話していなかった」と明かしている。
なおジェイドは、2022年の騒動後クリスと会っていないそうだ。「クリスに会いたいとは思わない。私の希望は、この件にまつわる誤解がすべて解け、和解すること」とコメント。また、クリスのジョークについては、「あれがコメディアンの仕事」とドライな反応を見せる。「誰のことも批判するつもりはない。これまで何度も傷ついたと言ってきたのは確か。クリスの発言で傷ついた。だけど結局、スポットライトを浴びることはこの仕事の一部でもある」と答えている。
Text: Tae Terai
