昨年、24歳で映画監督のスティーヴン・パイエットと結婚したジョーイ・キング。8歳のときに『再会の街で』(2007)で映画デビューを飾った彼女は、SNSに投稿された結婚に対するネガティブな反応について、ポッドキャスト「Armchair Expert」で明かした。
「私は若い頃から大人の世界にいました。14歳のときには、すでに住宅ローンを抱えていたんです。責任があったおかげで、ほかの人より少し早く大人になりました」。2022年3月に婚約を発表、翌年9月に家族や友人に囲まれながらスペインで挙式したが、結婚に障害などなかったそうだ。「家族もまわりの人たちも全員、スティーヴンをとても気に入っています。彼は愛すべき人で、みんな夢中なんです」
しかしネット上での反応は違い、さまざまなコメントが寄せられたようだ。「人の意見に正解なんてありません。『若すぎる』『年を取りすぎている』『どれくらい付き合った?』『お互いのことをよく知らなのに』『ずっと交際しているけれど、指輪はまだ?』いろんなコメントが寄せられます」「祖母は18歳で結婚しましたが、当時はそれが普通でした。当時24歳で結婚したら、『遅すぎる』と言われたでしょう。すべては状況によるもので、人それぞれ違う」と冷静に分析する。
「人は、結婚について必要のないアドバイスをするのが大好きです。私が結婚したときも、『気をつけて、結婚は大変』なんて言われました。私たちは『すばらしいアドバイスを新婚の私たちにありがとう。聞けて良かった』なんて返していました」。彼女はそうしたアドバイスを話半分に聞いていたそうだ。「人それぞれ違うとわかっていますから」
8歳年上のスティーヴンとの結婚生活は、今のところ最高の経験だそうだ。「なんでも話せるのはすごく良い。毎晩お泊り会をしているみたいで、楽しい」。だからこそ、他人から寄せられる意見については冷静だ。「私たちの関係について、オープンにしていません。知りもしない人たちが何を言おうと気にしません。もちろん、家族や友人の意見には耳を傾けます。でも、ネット上で何と言われようとも、どう思われようとも、本当にどうでもいい」「うれしいことがあると、『公表したら、みんなも理解するかも』と思うことがありますが、その一方で、理解してほしいとも思わない自分もいます。ソーシャルメディアでコメントする人たちに説明する必要なんてありません。ネット上ではみんな好き勝手に言っていますから」
Text: Tae Terai