ジョージ・クルーニーをはじめ、ブラッド・ピットやマット・デイモン、ジュリア・ロバーツら豪華キャストが出演し、大ヒットを記録した『オーシャンズ11』(2001)。カリフォルニア州で開催中の2023TCMクラシック・フィルム・フェスティバルで同作を取り上げるトークイベントが行われ、主演のクルーニーとスティーヴン・ソダーバーグ監督が登場。ジョニー・デップとマーク・ウォールバーグに出演を断られていたことを明かした。
「スティーヴンはちょうど『エリン・ブロコビッチ』(2000)と『トラフィック』(2000)を撮った後で、両作で(第73回アカデミー賞の)監督賞にノミネートされていた(『トラフィック』で受賞)。だから誰もがスティーヴンと仕事をしたがっていた」とクルーニーが話すと、ソダーバーグ監督は「何人かに断られた」とコメント。そして、クルーニーがこう続けた。
「そうだった。すごく有名な人が『失せろ』と言ってきた。マーク・ウォールバーグとジョニー・デップ、他にもいた。今頃、あいつらは後悔してる。俺が『バットマン』に出演したのを後悔しているみたいにね!」
ちなみに2人が断ったのは、マット・デイモンが演じたライラス役だったそうだ。世界で約4.5億ドル(約600億円)の興行収入を記録する第1作に続き、続編『オーシャンズ12』(2005)と『オーシャンズ13』(2007)が製作され、2018年にはスピンオフ作品『オーシャンズ8』が公開された。
第3弾から15年経った今、続編について聞かれると、ソダーバーグ監督はこれまで何度も話し合いが行われたとコメント。その結果の一つが『オーシャンズ8』だったと明かし、続編については「また明日考えます」とはぐらかした。これにクルーニーは、男性ストリッパーを描いたチャニング・テイタム主演のソダーバーグ監督作『マジック・マイク』とのクロスオーバー作品になるかもしれないと笑顔で付け加えている。
Text: Tae Terai
