エトワールの美しさをメイクに落とし込んで
バレリーナのチュチュ姿を彷彿させる、フリルやリボンをあしらったファッションがK-POPアイドルに流行ったことで人気に火がついた“バレエコア”。このスタイルをメイクで表現したのが、やさしい質感と色で可憐に仕上げる“バレエコアメイク”だ。マットでクリーンな肌、ピンクやベージュを基調とした控えめな色づかいがその特徴。BLACKPINKのジェニー、ロゼを筆頭に、トップ俳優もさまざまなイベントで取り入れ、フレッシュな“映え”と万人ウケを実現した。このトレンドは韓国のメディアでもこぞって特集が組まれ、SNSでは「#Balletcoremakeup」が全世界的にブームになるなど、トレンドの裾野は今も広がっている。
BLACK PINK ジェニー 物憂げな眼差しに甘さをひとさじ
特に今年の第76回カンヌ国際映画祭でのジェニーのメイクは、ふんわり柔らかなマット肌に色っぽいセパレートまつ毛がバレエの儚げな世界観とリンク。粘膜系のピンクリップも肌なじみが良く、シャネルの装いに若々しいニュアンスをプラスしていた。
ソン・ヘギョ アラフォー女優はクリーンなベース作りがカギ
青龍シリーズアワード2023に登場したソン・ヘギョは、大人の色香を“バレエコアメイク”で清らかにアップデート。透明感のある肌は色むらを丹念に整え、パウダーをベールのように纏わせて、思わず触れたくなるようなマシュマロスキンを叶えていた。そこにグロッシーなピンクリップが華やぎを加え、愛されオーラをさらに倍増させる結果に。
キム・ゴウン ラウンド眉で品よくまろやかに
シャネルのブランドアンバサダーとしてイベントに出席していたキム・ゴウンは、ぱっちりと立ち上げたまつ毛でドーリーなエッセンスをプラス。眉は太く薄くアーチ状に仕上げ、リップもオーバーライン気味にぼやけさせるなど、ディテールをマイルドに仕上げたのがグッドバランス。ともすると可愛らしくなりすぎるメイク法なだけに、彼女のように眉やリップで親しみやすさを出すと嫌味なく取り入れられそう。
BLACK PINK ロゼ ほんのりピンクのアイシャドウでピュアに魅了
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上まぶたにコーラルピンクのアイシャドウをさりげなく纏わせ、イノセントな可愛さを出していたのはBLACKPINKのロゼ。チークも同じトーンを頬のトップからふわっと広げ、透明感のあるピンクリップとともにナチュラルなアクセントに。エッジの効いたスタイルを好むロゼが取り入れることで、一層大人っぽいクリーンな甘さが際立っている。
Editor: Rie Maesaka
