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ハリウッドのパーソナルトレーナーにもトレンドがある。今最も注目されている一人が、ナイキ・グローバル・トレーナーの称号を持つカースティ・ゴッソ。カイア・ガーバーやオリヴィア・ロドリゴをクライアントに持ち、33万人以上いるインスタのフォロワーの中にはヘイリー・ビーバーやリリー=ローズ・デップも居るというフィットネス・インフルエンサーの彼女。モデル並みのルックスを持ち、ホエイプロテインパウダーブランド「Made Of」の経営者でもあるやり手である。
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そんな彼女は、カイア・ガーバーの肉体改造を成功させた立役者。9月4日は、インスタグラムでトレーニング中のカイアの動画をシェアした。2021年にピラティスのクラスで出会ったふたりは、この日ワークアウトのパートナーとして3周年を迎えたとのこと。元々スタイルのいいカイアだけど、モデルとしては華奢すぎて、だけどここ数年で筋肉がついてさらに洋服をかっこよく着こなせるようになっている。それは週に5回、カースティの指導によるトレーニングの効果なのだ。
カースティのインスタグラムアカウントにはたくさんのカイアのワークアウト動画が投稿されているけれど、マシンや縄とび、ダンベルを使ったエクササイズはどれもハード。やっぱりあのボディをキープするには、こんなに動かないといけないんだ……と絶望しかけてしまう。でも大丈夫。カースティはフィットネス初心者へのアドバイスについて、「Sunday Edit」のインタビューでこう語っている。
「始めることは難しいことではなくて、むしろエキサイティングであることを覚えていてください。あなたは単に、始めればいいだけ。何をすべきかわからない場合は、地元のジムを見学してトレーナーと一緒にワークアウトしたり、体験クラスを受講してみたりしてください。オンラインではたくさんの無料トレーニングがあり、ナイキのトレーニングアプリも無料で、私や他の信頼できるトレーナーたちがたくさんのトレーニングを提供しています」
セレブのように大金をかけなくても、カースティのワークアウトメニューを体験できるのは嬉しい。そして始めるときには無理は禁物。「週3回のワークアウトと定期的なウォーキングなど、現実的なメニューを選択してください。成功しようと毎日運動する必要はなくて、小さな努力の積み重ねが功を奏するということを忘れないで!」
実際の彼女のトレーニングでは、筋トレに注力しているという。すべてのセッションでは、「主に筋トレといくつかの有酸素運動とマットピラティスが含まれる」、とカースティ。この組み合わせが最もボディメンテナンスには有効なのだとか。米VOGUEのインタビューでは、ジムに行けない時に自宅でできる「靴下エクササイズ」を紹介しており、以下にメニューを抜粋。
スリーウェイソックスランジ
直角に折った右足に体重を乗せて左足をまっすぐ前に伸ばし、腰にヒンジ(ヒップを引き、股関節を中心にお腹と太もも前を近づける動作)を付け、胸を高く保つ。その後開始位置に戻る。体重を中央に保ち、スクワットの姿勢で座りながら、左足をまっすぐ横に伸ばして開始位置に戻る。左足をまっすぐ後ろにスライドさせて長い逆突進し、ウエストも前方にヒンジを合わせ、腰の制御されたヒンジにフォーカス。体重を右足に押し込んで、開始位置に戻るようにコントロール。右のヒップと左の太ももの内側の筋肉を意識して。この動作を8回繰り返して、逆側も同様に。
ソックスタイプライター
両手を肩の下にセット。背中を伸ばし平らにして、高いプランクの姿勢からスタート。旅行中の登山家のように手足を動かし、横向きに歩く。体重を前に保ち体幹を使って、手首に体重をかけないように。横に4歩歩く。8回繰り返す。
トライセップディップ&ソックススライド
指先をかかとに向け、両手を肩の下に置き、足を腰幅に広げて床に座る。ヒップをうかして身体を持ち上げる。臀部を絞って腰を上げ、あごを少し押し込む。上腕三頭筋のディップに下がり、肘が胸郭を通り過ぎて腰を床に叩きつける。同時に片方の脚をまっすぐ伸ばすように。ウエストを最初の位置に戻し、かかとを床につけてハムストリングをカールさせながら足を戻す。脚を交互に、両側で繰り返します。16回繰り返す。
斜めハムストリングソックスカール
仰向けになり、膝を曲げて足首の上に積み上げ、足を床に押し付ける。身体をブリッジに押し上げてキープ。腕を床に押し付けて鎖骨を開き、上腕三頭筋を意識。かかとを床にしっかりつけて、つま先を上げ両足をまっすぐに伸ばしてから元の位置に戻す。次に足を伸ばすときは、足を45度の角度に。
カースティのアドバイス通り、できる範囲でコツコツ実践したい。
Text: Moyuru Sakai Editor: Toru Mitani