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ブライダルリングの新たな選択肢──サステナブルな「ラボグロウン ダイヤモンド」厳選リング8選

ブライダルリングをお探しなら、「ラボグロウン ダイヤモンド」を選択肢に加えてみてはいかが? 人気8ブランドが展開する注目のリングをピックアップ。採掘されたダイヤモンドと何が異なるのか?── その製造技法やクオリティなど、エシカルな宝石として注目を集める「ラボグロウン ダイヤモンド」の魅力を解説!

今、ラボグロウン ダイヤモンドを結婚・婚約指輪に選ぶ人が急増中

エシカルな価値観が浸透する中、急成長を遂げているラボグロウン ダイヤモンド市場。その潮流はブライダルジュエリー分野にも広がっており、2023年に結婚した米国のカップル10,000組を調査すると、46%がエンゲージメントリングにラボグロウンダイヤモンドを選んだという。これは2019年の調査時(12%)に比べて4倍の増加だ。

その名の通りラボ(研究室)で育った(グロウン)ダイヤモンドは、採掘された天然ダイヤモンドと科学組織、結晶構造、物理的特性は全く同じ。2018年にアメリカ連邦取引委員会が正式に認証した、れっきとした“本物のダイヤモンド”だ。

唯一の違いは、「どこで生成されるか」その1点のみ。天然ダイヤモンドは地球の奥深くで炭素原子が結び付き、10数億年をかけてじっくりと自然の環境の中で生成される。一方、ラボグロウン ダイヤモンドは、最先端のテクノロジーを用い、採掘されたダイヤモンドの成長環境を完全に再現したラボで、同じ環境負荷を与えることで生成される。

結晶の成長過程を人間が管理するため、ほぼ不純物を含まず、天然ダイヤモンド市場では極めて希少な「クリアで透明感ある輝き」を安定的に生み出すことが可能。天然ダイヤモンドと比べると、同等のグレード、カラット数でもローコストで手に入れられる点も魅力だ。

さらに、天然ダイヤモンドの採掘や製造過程における環境破壊や人権侵害が問題視される昨今、ラボグロウン ダイヤモンドを選ぶことは、サステナブルなアクションのひとつとして注目を集めている。今回ピックアップしたスワロフスキーやラブ、アンセッドなどのブランドは、生産過程で再生可能なエネルギーを用いており、そのブランド哲学も共感を集めている。

ここではブラダルジュエリーの新たな選択肢としておすすめしたい、ラボグロウンダイヤモンドを用いた注目ブランドの逸品をピックアップ。

スワロフスキー 眩い太陽の輝きを指先に

リング(K18WG×ラボグロウンダイヤモンド センター0.8ct)¥264,000/SWAROVSKI CREATED DIAMONDS

ラボグロウンダイヤモンドに特化した「スワロフスキー クリエイテッド ダイヤモンド」コレクションが2024年春にローンチ。周囲を照らす力強い太陽の光のように、センターストーンをメレダイヤモンドが取り囲む華やかなリングは、ブライズが憧れるデザインのひとつ。アームの全周にもダイヤモンドをセットし、圧巻の煌めきを演出する。

問い合わせ先/スワロフスキー・ジャパン(カスタマーサービス)0120-10-8700
https://www.swarovski.com/

LOEV モダンアートのようなフォルム

リング(K18YG×ラボグロウンダイヤモンド センター0.5ct)¥934,500(参考価格)/LOVE

スイスを拠点としたラボグロウンダイヤモンドのジュエリーブランド、ラブ(LOEV)からは、構築的なデザインがアーティスティックな1本をチョイス。アシンメトリーなフォルムのアームには、さまざまなサイズのブリリアントカット ダイヤモンドを散りばめ、チェッカーボード・パターンを表現。独創的でありつつも、エターナルな美しさが際立つ。

問い合わせ先/ザ・フューチャーロックス
https://thefuturerocks.com/ja-jp

PRMAL 繊細さとダイナミックさの共存

リング(K18YG×ラボグロウンダイヤモンド センター1ct)¥547,800/PRMAL

ラボグロウンダイヤモンドを用いたモードなデザインが高感度なジュエリーラバーに支持されるプライマル(PRMAL)。ダイナミックな曲線ラインに、圧倒的な存在感を放つ1ctのオーバルカットダイヤモンドが燦然と煌めくリングは、眩い太陽の光が大波に反射するようなポジティブな煌めきを放つ。

問い合わせ先/プライマル ギャラリー support@prmal.com
https://www.prmal.com/

UNSAID 柔らかな曲線ラインに魅了

リング(K18YG××ラボグロウンダイヤモンド 総カラット1.135ct)¥826,100/UNSAID

パリ、アントワープ、ムンバイにチームを抱えるアンセッド(UNSAID)は、2023年に国際的なプロダクトデザイン賞である「レッド・ドット・デザイン賞」を受賞するなど、ラボグロウンダイヤモンド市場で一躍注目を集めるブランド。柔らかな曲線ラインを描くリングは、センターのペアシェイプカットダイヤモンドが自由に揺れ動き、希望に満ちた光を照らしてくれる。

問い合わせ先/ドーバーストリートマーケット ギンザ 03-6228-5080
https://shop-jp.doverstreetmarket.com/

DIALLURE 気品あるエメラルドカットの輝き

リング(Pt×ラボグロウンダイヤモンド センター1ct)¥542,000/DIALLURE

個性豊かなファンシーカットのエンゲージメントリングも豊富に揃うディアリュール(DIALLURE)。センターでクールな光を放つのは、1ctのエメラルドカットダイヤモンド。繊細に煌めくマーキスカットをあしらった華奢なアームが、センターストーンの輝きをより一層大きく、ドラマティックに魅せてくれる。

問い合わせ先/ディアリュールクライアントサービス 03-4413-1113
https://diallure.co/

COFL BY 4℃ 押させておきたい新ブライダルライン

リング(Pt×ラボグロウンダイヤモンド センター1ct)¥330,000/COFLE BY 4℃

日本のジュエリーブランド4℃が2022年にローンチしたサステナブルなジュエリーライン「コフル バイ 4℃(COFL BY 4℃)から2024年、ブライダルラインがデビュー。ダイヤモンドとプラチナが滑らかに繋がり、一筋の光のように見えるアームがさりげなく個性をアピール。

問い合わせ先/エフ・ディ・シィ・プロダクツ 03-5719-3266
https://4-bridal.jp/cofl4c/

SHINCA 自分らしさを引き出す洗練デザイン

リング(Pt×ラボグロウンダイヤモンド センター0.3ct)¥198,000〜/SHINCA

日本の美と伝統が織りなすジュエリーメゾン、今与(IMAYO)が手がけるラボグロウンダイヤモンドのブランド、シンカ(SHINCA)。クリアなエメラルドカットの輝きを、ヘアライン仕上げのプラチナで静かに包み込んだデザインは、ラウンドブリリアントカットダイヤモンドの光のラインと相まって手もとを洗練された印象へと導く。ジェンダーフリーなリングは、パートナーとお揃いで楽しむのもおすすめ。

問い合わせ先/シンカ銀座 03-6263-2536
https://imayo-boutique.jp/shop/c/cshinca/

AGIOIA 手もとを優美に飾るVライン

リング(Pt×ラボグロウンダイヤモンド 総カラット0.27ct)¥244,000/AGIOIA

ダイヤモンドの輝きを活かしたエターナルなデザインが揃うアジョイア(AGIOIA)では、Vリングに注目。気品あふれる優美なシェイプに、19石のラウンドブリリアントダイヤモンドが整然と並ぶデザインが指先をエレガントに演出。指あたりの良いハーフエタニティは、肌身離さず身に着けるマリッジリングに最適。

問い合わせ先/アジョイア 050-5306-3917
https://agioia.com/

<参考文献>
https://www.theknot.com/content/wedding-data-insights/real-weddings-study

Photos: Courtesy of Brands Text: Makiko Awata Editor: Mayumi Numao

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