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元ダンサーに訴えられたリゾが声明を発表

リゾが元ダンサーからセクハラやウェイトシェイミングで訴えられたことを受け、声明を発表した。
Photo: Sarah Morris/Getty Images

元ダンサー3人から、セクシュアルハラスメントやレイシャルハラスメント、ウェイトシェイミング、そして敵対的な労働環境を作ったとして訴えられたリゾが、8月3日(現地時間)にX(旧ツイッター)にて声明を発表。自分は「悪役ではない」とし、彼女にかけられたた嫌疑は「理不尽すぎて話す気にならない」とした。

「この数日、胸がえぐられるような苦しい思いをするとともに、失望でいっぱいでした。私の労働倫理、モラル、そして他者への敬意が疑われたのです。私の人間性が批判されました。普段は誤った告発について言及しないことにしていますが、今回の件は信じがたいほど理不尽で、話す気にもなれません」

「今回の過激なストーリーは、すでに本人たちが認めているようにツアー中の態度が不適切でプロ意識に欠けると注意を受けた元スタッフによるものです」「一人のアーティストとして、自分のすることに対し、常に情熱を傾けてきました。私の望みは、最高のアートを提供する事だけ。それが私やファンを定義づけることになると、自分の音楽やパフォーマンスを真剣に受け止めてきました。情熱はハードワークを生み、高いスタンダードにつながりました。時には辛い決断をする必要があります。ですが、誰かを不快にさせたり、チームの一員として価値のない存在だと感じさせる意図は決してありませんでした」

「被害者面をするつもりはありません。ですが、皆さんやメディアがこの数日間に私について表現しているような悪役でもありません。自分のセクシュアリティについてオープンに語り、自己表現してきましたが、そのオープンさを利用して、私が偽善者かのようにでっちあげることを受け入れませんし、許しません」

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リゾと彼女のプロダクション会社Big Grrrl Big Touring Inc(BGBT)、ダンスチームのキャプテンであるシャーリーン・クイグリーが、元ダンサー3人に訴えられたのは、8月1日(現地時間)のこと。訴状によると、3人はリゾと一緒にアムステルダムのクラブを訪れた際、意思に反してヌードパフォーマーと身体的接触をさせられたほか、クイグリーから彼女の宗教的信念を押し付けられ、辱めを受けるなど、セクシュアルハラスメントを受けたと主張。

また、暗に体重増加を指摘されるなどウェイトシェイミングを受けたこと、アフリカ系のダンサーだけがプロ意識に欠け、態度が悪いと責められるレイシャルハラスメントを受けたとしている。リゾはボディ・ポジティブを提唱しているが、3人の弁護士は「リゾと彼女のマネージメントチームがダンサーたち対して行った行為は、リゾが公に掲げていることすべてに反しているように見えます。陰でダンサーたちをウェイトシェイミングしたことは、違法であるうえ、彼女たちの士気を下げる行為です」と批判していた。

Text: Tae Terai