BEAUTY / TRENDS

乾燥肌をうるおい肌に変える方法は、「乳液ほぐし」と「化粧水パック」

“潤ってめぐる肌”を手に入れるためのスキンケアとは? ゴッドハンドとメイクアップ・アーティスト、ふたりのプロに実践法を聞いた。

繊細なひび割れ肌を無理に動かすのはNG

2024年春夏ステラ マッカートニー(STELLA McCARTNEY)のコレクションより。Photo: Gorunway.com

寒さや空気の乾燥など冬の過酷な環境にさらされた初春の肌について、多くの俳優も手がけるエステティシャンの瀬戸口めぐみさんは次のように語る。「この時期の肌は“ヒビの入りやすいガラス”のようなもの。夏よりも寒暖差が厳しいので、いちばんダメージが蓄積しやすいんです。湿度が低いので水分も蒸散しやすく、急に水分を与えるとしみることも。まずは乳液オイルで肌を柔らかくほぐし、慣らしてから潤いを与えるのがおすすめです

〈左から順に〉実に738種もの成分を含む独自の黒米発酵液にビタミンA・Cをプラス。ザ ブラック エーシーオイルセラム 30ml ¥12,100/FAS(シロク) 新成分・SPレギュレーターが透明感ある肌へと導き、コウジ酸がメラノサイト受容体の発現をブロック。AQ アブソリュート エマルジョン ブライト(医薬部外品) 200ml ¥11,000/コスメデコルテ 肌から蒸散しにくい結合水が、角層細胞とそのすき間を満たしてたっぷり潤う。セルフホワイトニング ミッション(医薬部外品) 40ml ¥8,800/アルビオン

このとき、必ず“手の面を大きく”使うのが大切なポイントだそう。乳液やオイルは少量でいいので、肌を手のひらで大きく包み込んで土台慣らしをすること。いきなりのマッサージは負担になるので、面で優しくプッシングするのが大切だとか。老廃物や血液の流れがよくなり、表面も柔らかくなるので潤いをぐんぐん吸い込む肌になれる。

地道なローションパックで潤いチャージ

〈左から順に〉クレイを6種配合し、肌を浄化しつつたっぷりの潤いをチャージ。乾きや硬さはもちろん、赤みが気になる肌もすっと鎮静。モイスチャー ミネラル マスク 100g ¥8,360/メム 4種の角質ケア成分と美肌酵素の働きを促すブナの芽エキスを配合。クラリフィック デュアル エッセンス ローションEX 150ml ¥13,530/ランコム

続く化粧水は、できればローションパック(コットンに化粧水を浸し、2、3枚裂いて顔に重ねる)するのがベター。水分不足は肌体力を低下させる最大の要因なので、肌を回復させたいなら潤いをたっぷり注ぎ込むこと。手のひらで包み込んだときにふんわりした感触が伝わったら、潤いが満タンになった合図です。私たちはついシミやシワといったピンポイントの悩みを気にしがちですが、“面”が潤いに満ちてキレイだと、多少のシワなんて気にならないくらいのオーラが生まれます。特に頬の高い位置、いわゆる三角ゾーンが輝いているとキレイな印象が高まります

そんな、内側からにじむ潤いの大切さを同様に強調するのは、素肌っぽさとしゃれ感を演出するヘア&メイクアップ・アーティストの佐川理佳さんだ。「仕事でナチュラルに仕上げたい場合、メイクと同じくらいスキンケアに時間をかけます。潤いに満ちたヘルシーな印象を目指すなら、成功の8割は丁寧な保湿が握っていると言えます。ケアがメイクアップだと捉えて」。紫外線が強くなり、花粉も大量に飛散する本格的な春はすぐそこ。肌を立て直す絶好のチャンスを活かして、端境期を気持ちよく、美しく過ごそう。

話を聞いたのは……
MEGUMI SETOGUCHI
瀬戸口めぐみ。ビューティーディレクター、エステティシャン。著名ブランドで28年にわたりディレクターを務めたのちサロンをスタート。延べ1万人以上の施術を経て培ったメソッドに多くのファンが。24年、潤いとクリアなツヤを叶えるブランド「MEM」を創始。

RIKA SAGAWA
佐川理佳。ヘア&メイクアップ・アーティスト。ナチュラルなベースと時代の気分を汲み取ったセンスに定評があり、多くの俳優やモデルから指名が。早朝から深夜にまでに及ぶ撮影でも乾燥しない自身の知恵も含め、スキンケア&ベースメイク理論を明かしてくれた。

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シャネル カスタマーケア 0120-525-519
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パルファン・クリスチャン・ディオール 03-3239-0618
メム 03-6705-6738
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Text: Satoko Takamizawa Editor: Toru Mitani

※『VOGUE JAPAN』2023年3月号「うるおってツヤめく“循環スキン”」転載記事。