メンズ クリエイティブ・ディレクターのファレル・ウィリアムスがルイ・ヴィトンのフレグランスを初めて手がけることになり、6月19日に「LVERS」が発売する。調香は数々のルイ・ヴィトンの名香をクリエイトしてきたメゾンのマスター・パフューマー、ジャック・キャヴァリエ・ベルトリュード。さらに、フレッシュな感性とモダンな感覚を掘り下げるため、カミーユ・キャヴァリエ・ベルトリュードも調香に参加している。
キーワードは「太陽の光」。愛のメタファーでもある自然界の象徴を、人間が重ねていく経験、命のモチーフと捉え、あたたかくもモダンな香りをクリエイションしている。果皮の芳香に満ちたベルガモットに続くのは、フレッシュな草木やウッディなテクスチャーを感じるグリーンノート。セリ科の植物樹脂から抽出される伝説的な香料、ガルバナムを採用している。また、シダーウッド、サンダルウッドのふくらみ、透明感あるジンジャーのアクセントを含め、多彩な表情を持つ「愛」の香りに仕上がった。
発想の起点を、ジャック・キャヴァリエ・ベルトリュードはこう語る。「2023年6月にポン・ヌフをランウェイとして開催されたファレルのデビューショーのテーマとなっ た“太陽の光”は、私たちにインスピレーションをあたえ、そこからもたらされる光合成のイメージを香りで表現することにしました。光合成というと抽象的に聞こえるかもしれませんが、生命において 光はすべての出発点なのです」
また、ファレルによるトラベルケースも同時発売。メゾンのヘリテージでもある「ダミエ」を軸にしたファレルによるカムフラージュ柄の再解釈、“ダモフラージュ・モチーフ”となっている。愛のエネルギーを多面的に表現するプリズムの輝きを放つボトルも含め、ぜひ手にしたい特別なフレグランスだ。