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パーティシーズンに使える甘美なピンクメイク集。水光肌で魅せた韓流ビューティーの競演@釜山国際映画祭2023

自国韓国をはじめアジア各国のスターが姿を見せた第28回釜山国際映画祭では、欧米のレッドカーペットメイクとはひと味違う、透明感あふれるコリアン流勝負メイクが話題に。抜け感があるのに確かに華やかなその絶妙な仕上がりは、トレンドメイクを牽引する韓国ならでは。5人の俳優からドレスアップスタイルの新潮流となるメイクを研究してみよう。

司会のパク・ウンビンは、ナチュラル美と華やかさを備えた韓国メイクの好例

Photo: Woohae Cho/Getty Images

Woohae Cho

レッドカーペットといえばスモーキーアイズに赤リップがいわゆる王道メイクだが、第28回釜山国際映画祭ではその真逆をいく、ふんわり軽やかなピンクのワントーンメイクが花盛り。もともと素顔の美しさを大事にする韓流メイク。この晴れ舞台でも、インパクトやアート性よりも顔立ちと肌の美しさが際立つ光沢感、血色感を纏わせることで美しさを競っていた。今回MCを務めたパク・ウンビンはその代表例だ。

ウンビンのベースメイクは、韓国発のトレンドメイクである水光肌。内側から発光しているようなツヤ感と透明感、そして潤いをたたえたようなぷるんと感が特徴で、丹念な下地作りが何よりのカギと言われている。コントロールカラーで肌色を整えた後に、ツヤを加える韓国発祥コスメのボリューマーをリキッドファンデに混ぜて使い、潤いを盛って仕上げるのが水光肌の基本レシピ。そこに、ピンクチークをふんわり乗せて血色感をオン。目もとはシャイニーなラメ入りのベージュピンクとシルバーで奥行きを出し、細めの黒アイラインと根本から立ち上げたアイラッシュで目力を仕込んだ。グロッシーなオレンジリップが青いドレスに映え、アクセントに。

キム・ギュリ、色気が薫るアラフォーピンクメイク

Photo: Han Myung-Gu/WireImage

Han Myung-Gu

ドラマ「グリーン・マザーズ・クラブ」でおなじみのキム・ギュリは、ショッキングピンクのドレスに呼応するような艶やかなメイクを披露。明るいピンク系で肌色を整え、ベースメイクからも華やかオーラを発揮。

イム・ジヨン、透明感をまとって祝福のモーメントへ

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Netflixシリーズ「ザ・グローリー ~輝かしき復讐~」で助演女優賞を受賞したイム・ジヨンは、ドレスにリンクさせた青みピンクチークとグラデリップが喜びの笑顔を一層際立てて。

ハン・ヒョジュ、甘い顔立ちにスパークルなアクセントを

Photo: Han Myung-Gu/WireImage

Han Myung-Gu

新作映画『毒戦 BELIEVER 2』を引っ提げ登場したハン・ヒョジュ。抜け感のある目もとのきらめきにベテラン女優の余裕を感じさせる。コーラルピンクのリップとオレンジチークがヘルシーな笑顔にお似合い。

ファン・ビンビン、韓国ナイズしたメイクもふとした瞬間ドラマチック

Photo: Han Myung-Gu/WireImage

Han Myung-Gu

主演香港映画『緑の夜』がガラ・プレゼンテーション部門に招待されたことで出席したファン・ビンビンも、いつもの濃いアイメイク+レッドリップスタイルを封印して韓流にシフトチェンジ。水光肌よりさらにキメが細かいベースメイクは、彼女の究極の美肌を生かしたからこそ。シャイニーなピンクゴールドのシャドウに長めのアイライン、マット感のあるピンクリップのコントラストも控えめながら華やかに主張して、ファン・ビンビンらしい応用が効いていた。