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キャサリン皇太子妃、約半年ぶりの公務にモノトーンファッションで復帰

キャサリン皇太子妃が、チャールズ国王の公式誕生日を祝うトゥルーピング・ザ・カラーに出席した。
キャサリン妃、トゥルーピング・ザ・カラーCatherine Princess of Wales smiles during Trooping the Colour at Buckingham Palace on June 15 2024...
Photo: Getty Images

6月15日(以下、現地時間)、約6カ月ぶりに公務に復帰したキャサリン皇太子妃。がんの治療を受けていることを明かしてから3カ月も経っていないが、ジョージ王子シャーロット王女ルイ王子とともにトゥルーピング・ザ・カラーに出席した。君主の公式誕生日を祝うこの式典は、ロンドンのザ・マルで毎年開催されており、この慣習の始まりは18世紀半ばのジョージ3世時代にまでさかのぼる。王室メンバーたちはバッキンガム宮殿のバルコニーに集う前、馬または馬車に乗ってホース・ガード・パレードに向かう。その一連の流れが、英国国民に王室一家の姿を見せるための手段として機能してきた。

Photo: Neil Mockford/GC Images

昨年はアンドリュー・ゲン(ANDREW GN)によるエメラルドグリーンのドレスを着用していたキャサリン妃だが、今年はモノトーンの装いで登場。映画『マイ・フェア・レディ』(1964)でオードリー・ヘプバーンが纏った衣装を彷彿させるドレスはジェニー・パッカム(JENNY PACKHAM)、ハットはフィリップ・トレイーシー(PHILIP TREACY)のデザイン。左胸にはアイルランド近衛連隊のブローチをつけ、パールのイヤリングはルイ王子の洗礼式でもつけていたカサンドラ・ゴード(CASSANDRE GOAD)のものだそうだ。なお、キャサリン妃はトゥルーピング・ザ・カラーに初めて参加した2011年にもモノトーンコーデを披露している。

2011年のトゥルーピング・ザ・カラーではアレキサンダー マックイーン(ALEXANDER MCQUEEN)を着用。

Photo: Oli Scarff/Getty Images

キャサリン妃は6月14日の夕方、ケンジントン宮殿を通じて極めて個人的な声明を出し、ほかの王室メンバーたちとともに式典に参加することをサプライズ発表した。「私は快方に向かっていますが、化学療法を受ける人ならご存知のようにいい日もあれば悪い日もあります。体調が悪い日は体が弱く疲れているように感じ、身体を休める必要を感じます。でも、調子のいい日、気持ちが強くなっている日は、調子がいいことを最大限に生かしたいと思うのです。私はまだ治療を継続中で、あと数カ月は続くでしょう。体調が良い日には、学校生活に関わったり、エネルギーや前向きな気持ちになれることに個人的な時間を費やしたり、自宅で少し仕事を始めたりするのが楽しみとなります」

このように現在の病状を綴り、まだ「森から抜け出したわけではない」と認めつつも、「夏にはいくつかの公務に参加する」つもりであると明かした。これは、キャサリン妃が6月下旬に催されるガーター・デーやロイヤル・アスコットに姿を見せる可能性は低いことを意味する。

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Text: Hayley Maitland
From VOGUE.CO.UK