チュチュのようなふんわりとしたシルエットに、プレイフルなティアードが特徴的なラッフルスカート。80年代に一躍人気を博したアイテムだが、2024年春夏シーズンに多くのブランドがローウエスト、フリル、アシンメトリーヘムなど、モダンなアレンジを加えたデザインを打ち出したことによって見事復活を遂げた。
そのルーツはボヘミアン一辺倒ではないものの、1990年代から2000年代初頭のシエナ・ミラーやケイト・モスが着用している姿が容易に想像できるアイテムだ。2024年は新たなボーホーの波が押し寄せていることもあり、夏のマストハブとしても注目に値する。
フェスからオフィス、パーティーにも
今夏のフェススタイルに早速取り入れてみたい人は、ミュウミュウ(MIU MIU)の2024年春夏ショーを参考にしてみよう。表情豊かなほつれ感を出したドローストリング付きのマイクロスカートは、レインブーツやスニーカーとも好相性。バカンス先では、ボートシューズやサンダルと合わせても様になる。
一方、オフィスでの着こなしのお手本になるのは、ロエベ(LOEWE)の2024年春夏コレクション。クリームやネイビーといった色合いの軽やかなファブリックを使ったティアードスカートに、ボタンシャツやVネックセーター、メリージェーンシューズやサンダル、ミュールなどでバランスを取ったスタイリングは、スマートに見せながらもフェミニンな一面を演出することが可能だ。
ナイトアウトで纏うなら、ヴァケラ(VAQUERA)のローライズや、モリー ゴダード(MOLLY GODDARD)の超マイクロ丈を候補に。シンプルなカーディガンやジャケットを羽織ることでスカートを主役にしつつ、パーティーヒールで足もとにも遊び心を効かせてみて。
Text: Alice Cary Adaptation: Motoko Fujita
From VOGUE.CO.UK