第82回ゴールデン・グローブ賞に艶やかなスパンコールが印象的なグッチ(GUCCI)のドレスを纏って登場した、俳優であり慈善事業家のサルマ・ハエック。ジュエリーの色に合わせたアイシャドウがバーガンディカラーのドレスとの情熱的なコントラストを形成し、彼女の魅力を引き立てている。
グラマラスな装いにモダニティを加えているのが、白髪がいく筋も輝く艶やかなグレイヘアのハーフアップスタイル。これまでも徐々に増える白髪を肯定し、育て、グレイヘアを貫いてきたサルマだから、晴れの日の舞台でのヘアアレンジも小慣れたもの。彼女に倣うなら、白髪が目立つから……と生え際を隠さずに堂々とアップにして、ナチュラルさを残しながら、グロウな艶感とカールの束感を演出するのが正解だ。プレゼンターを務めるに相応しい堂々たる佇まいは、エイジングを心から受け入れ、自らのチャームを知り尽くしていることに裏打ちされた自信から醸し出されるものなのだろう。
Editor: Rieko Kosai