リップスティックに求める機能を盛り込んだ新作が目白押し
2024年春夏新色コスメでは、ディオール(DIOR)やクリニーク(CLINIQUE)のように名品がバージョンアップした新作を含め、リップスティックが大豊作。質感は秋冬シーズンと比較すると、SUQQU(スック)のようにグロス並みに艶やかに仕上げるタイプが多い印象。KANEBO(カネボウ)は艶とともにふっくらとしたハリ感も追求している。マット仕上げが好みの人は、2種類のマットで異なる仕上がりを展開しているプラダ ビューティ(PRADA BEAUTY)がおすすめだ。
色や質感が多彩なほか、塗りたての色を長時間保つ持続力や、唇に潤いを与えるスキンケア力など、機能的にも申し分なし。リップアイテムのなかでも、唇を彩るのはリップスティック派!という人が見逃せない、注目の新作をピックアップ。
KANEBO 唇に生命感を与える艶とふっくら感が持続
血色カラーをベースに、鮮やかな発色が持続するピグメントを配合し、生き生きとした艶めいた唇に仕上げるKANEBO(カネボウ)の新作。横方向に力を加えた時に縦方向に力が加わる法線応力にヒントを得た独自の技術により、ヨレやこすれに強く、もっちりとした塗膜が唇にぴたっと密着。潤いを閉じ込めたラッピング効果で乾燥から守り、ふっくらとしたハリ感のある仕上がりも持続する。青みを帯びたレッド「V05」や、そこはかとなく力強さを感じさせるブラウン系レッド「V07」など、限定2色を含む肌に映える計12色がラインナップ。
ディオール 伝説の1本がよりコンフォタブルに向上
花の再生力や生命力に着目し、その叡智を注ぎ込んで生まれ変わったディオール(DIOR)のリップスティック。厳選された植物性スキンケア成分も増やし、さらならトリートメント効果を発揮。デリケートな唇の潤いを守りながら、色持ちと快適なつけ心地を両立している。多様なカラーバリエーションを誇り、艶やかなサテンとマットなベルベットの2種類をご用意。クチュールらしさあふれるスリムな新ケースでリフィルも対応。サテンとベルベットの両質感を取り揃えているブランドを象徴する完璧なレッド「999」をはじめ、日本人女性のために作られたピンク系ヌードカラー「434」など限定色を含む全32色展開。
SUQQU じゅわとあふれ出すみずみずしい艶感
SUQQU(スック)の新作リップは、揺らめく水面を想起させる、みずみずしく輝く艶感が特徴。バームのようにとろけるテクスチャーで、まろやかな塗り心地を実現。焼き菓子の表面にシロップなどを塗る工程、グレイズをイメージした濃密な膜が、唇の形をむっちりと際立たせ、気になる縦ジワもカモフラージュする。透明感を損なうことなく、にじむように発色するカラーは長時間持続する点もポイント高い。シックな印象を与えるグレイッシュモーヴ「06」や、肌色をくすませない絶妙なブラウン系レッド「10」など、洗練された旬のカラー全10色を取り揃えている。レフィル式パッケージを採用。
プラダ ビューティ 肌トーンまで引き上げる2種類のマット質感
プラダ ビューティ(PRADA BEAUTY)のリップスティックには、軽さとなめらかさに加え、色持ちの良さと乾燥のしにくさを叶える先進的な技術を搭載。心地よいテクスチャーは溶け込むように唇に密着し、ロングラスティング力も発揮。付けている間中しっとり感が持続し、使うたびにリップケア力も実感できる。仕上がりは、ブランドを象徴するレザー素材から着想を得て生まれた深い発色と上品なマット感を叶える「マット レザー」と、ナイロン素材を表現した柔らかな色と輝きを備えたソフトマットな「スームース ナイロン」の2種類。それぞれ12色ずつ、ブラウン、レッド、ピンク、オレンジなど幅広いスキントーンになじむ計24色を展開。パッケージはリフィル可能。
クリニーク 発色をキープするラスティング力を強化
肌印象さえも明るく演出するポップな発色で、唇に上質な潤いを与えると評判のクリニーク(CLINIQUE)の名品リップスティック「クリニーク ポップ」が、パッケージも新たにバージョンアップ。ふっくらとした仕上がりはそのままに、ロングウェアリング処方を強化し、見たままの発色を長時間キープ。全18色展開で、質感もシャイン、マット、サテンの3タイプがラインナップしている。艶やかに発色するヌーディーなシャインタイプの「02」や、艶消しのような小洒落たピンクを満喫できるマットな「13M」、ポップに発色するサテン系のレッド「36」など、色と質感の組み合わせも充実。
Editor: Manami Ren

