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デザイナーのマーク・ジェイコブスが今ハマっているのは、スーパーロングなスカルプチャーネイル。これが尋常な長さではなくて、8〜12cmくらいはありそうなのだ。日常生活に支障がないのか心配になるレベルだけど、マークはこのネイルにたくさんのビジューをデコっていて、今年5月からずっとこのマテ貝みたいなネイルをリピート中。しかも日に日に伸びている!
本人もこのネイルをネタにしていて、5月7日のインスタグラムの投稿では、N.Y.のカーライルホテルでMETガラに向かう準備中に、ネイルについていたビジューをなくしたことを打ち明けているほか、マウスウォッシュの蓋をこのネイルをつけたまま、器用に開けるところなども動画でシェア。
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インスタグラムではこの爪を使って冷蔵庫の飲み物を楽器のように鳴らしたり、無言で“シャカシャカ”鳴らし続けたりと、シュールな動画を大量にポストしていて、かなりお気に入りだということがわかる。
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元々このネイルは、マークがMETガラに出席する際に、TikTokで見つけたライアンという男性のロングネイルからインスパイアされて始めたもの。マークは、彼の誇らしげに長いネイルをアピールする勇気に、感銘を受けたという。マークはさらにMETガラでつけていたネイルがどうやって作り上げられたかというロング動画も投稿している。
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ジャン・ディプレのジュエリーからインスピレーションを受けて、自らデザイン画を描き、イメージに合うジュエリーストーンを選び、透明のプラスティックのスティックにジュエルをつけてネイリストにディテールを伝えた、というこだわりぶり。ネイルを付け替えるときには7〜8時間かかり、スタッフたちは途中で食事休憩を取っているという。妥協なきネイルへの情熱。マークのデザイナーとしての美意識の高さは、やっぱりすごい。
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米VOGUE誌のインタビューでマークは「私は約2年間、自然な長さで爪にシルバークロームポリッシュを塗っていました」と語り、けれど今年のMETガラのために緑のラインストーンで飾られたブラックネイルのフルセットを試したことで、新しい地点に辿り着いたと話す。「ドレスアップ、アクセサリー、表現から得る喜びがあります」とマーク。「これは、そのような楽しいパズルの、もうひとつの要素です」。このネイルの輝きと、それが醸し出す音がたまらない、とも。
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マークはインスタグラムでフォロワーたちから最も多かったという「そのネイルでどうやってトイレに行くの?」という問いにも、動画で細かく答えている。自宅のトイレはウォシュレットなのでボタンひとつですべてが完結し、指を使う必要はない。シャワーを浴びるときは手のひらで髪の毛を洗い、専用のブラシでネイルも念入りに洗っている、などと説明している。
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さらにマークは彼のロングネイルに影響をあたえた黒人女性たちに敬意を表し、「私は、信じられないほど才能があり創造的だった70年代の黒人女性から始まるこのアートの起源に非常に敏感になりました。これは彼女たち歴史の一部であり、彼女たちの文化の一部であり、ミッシー・エリオットやリル・キムのような90年代のヒップホップアーティストをメインストリームとしています。それらを認め、感謝し、尊敬することが重要だと思います」と米VOGUE誌でコメント。
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リール動画で次々にネイルの動画を上げているマーク。その姿は誇らしげで、ネイルは彼にとって、大切な自己表現と解放の手段だとわかる。そしてきっとそんなマークの発信が、また別の人々をインスパイアして勇気づけて行くのだろうな。誰かの「好き」という情熱は、最も強い原動力の燃料となり得るのだ。