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ティモシー・シャラメ、『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』で生歌40曲を披露

ボブ・ディランの伝記映画『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』では、ティモシー・シャラメをはじめとするキャストたちが素晴らしい生歌を披露しているそうだ。

『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』は2025年2月28日より全国公開。

Phtoo: © Searchlight Pictures/Courtesy Everett Collection

伝記映画『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』でボブ・ディランを演じたティモシー・シャラメは、劇中40曲もの生歌を披露しているという。「彼は映画の中で40曲演奏しました。ギターやハーモニカに乗せて、何度も何度も生歌を披露しています」とプロデューサーのフレッド・バーガーが、『エンターテイメント・ウィークリー』のインタビューで明かした。ティモシーは「生で歌い、演奏することが僕にとって重要でした。実演できるのに技術加工する必要なんてありますか?思い切って演奏したことを誇らしく思います」

イライジャ・ウォルドの著書『Dylan Goes Electric(原題)』を原作にジェームズ・マンゴールド監督が映画化した『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』は、1960年代初頭のニューヨーク音楽シーンが舞台。ミネソタ出身の19歳の無名ミュージシャン、ボブ・ディランが、フォーク・シンガーとしてコンサートホールやチャートの寵児となり、彼の歌と神秘性が世界的なセンセーションを巻き起こし、1965年のニューポート・フォーク・フェスティバルでの画期的なエレクトリック・ロックンロール・パフォーマンスで頂点を極めるまでを描く。

同作には、若きボブ・ディランが憧れたウディ・ガスリー(スクート・マクネイリー)や師と仰いだピート・シーガー、友人のジョニー・キャッシュら、当時活躍したミュージシャンも数多く登場する。ティモシーは、ジョニーを演じたボイド・ホルブルックをこう称賛する。「ボイドは、自分のものにしていた。ジョニー・キャッシュそのもの、真の姿だったけれど、それでいて彼自身のエネルギーを加えていた」

ピートを演じたエドワード・ノートンも、自ら演奏したようだ。「音楽を学び、演奏すること自体が僕にとって大きな魅力でした」と語っている。サウンドミキサーのトッド・A・メイトランドは、「本作では100%生音声を撮影しました。イヤピースやタイミング調整など、一切使用していません」と断言する。本作では、当時使用されていた本物のマイクや楽器を用い、当時を完全に再現したそうだ。

Text: Tae Terai

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