髪が細い・薄い人におすすめのヘアスタイルは?
髪の毛が細い、薄いといった悩みを抱える人は多い。ホルモンバランスやライフスタイルの変化、加齢や病気などによって、誰もがヘアロスを経験する可能性がある。しかし幸いにも、きちんと考え抜かれた髪型やスタイリングの工夫さえ押さえれば、意外にも簡単にボリュームを出すことができるのだ。
レイヤーは入れるべき?
セレブ御用達ヘアスタイリストのジョージ・ノースウッドは、「レイヤーを入れすぎると、髪のボリュームがなくなり、平たく活力がないように見えてしまいます」と語る。「私のおすすめはワンレングス。肩くらいまでのボブ、またはどんなスタイルでもブラントカットによって、ボリュームをつくることができるのです。また、長さを維持するために定期的にトリムをすることで、大きな違いを生み出すことができます」
レイヤーを入れるなら、その種類に気をつけよう。例えば、アンドリュー・フィッツシモンズはフトレイヤーを推奨しており、「ソフトで長いレイヤーは毛量を保ちつつ、顔まわりのボリュームとラインを演出してくれます」と言う。
また、John Frieda Salonsのクリエイティブディレクターであるゾーイ・アーウィンは、彼女が“シームレスレイヤー”と呼ぶソフトレイヤーを加えることを提案している。これはトップセクションに細かくカットを入れ、しっかりとブレンドさせるテクニックで、「簡単に髪を持ち上げることができ、なおかつスタイリングもブロードライも難なくできる」というもの。また、前髪はストレートではなく、サイドに流すのが良いそうだ。「サイドに流すことによって髪を厚く見せ、より整った印象を作ることができます。ストレートの場合、時間が経つとオイリーに見えてしまうため、まとまりが失われてしまうことがあります」
ショートorロング、どちらが似合う?
肩より長いスタイルは薄毛を際立たせてしまうこともあるので、ほとんどのヘアスタイリストはショルダーレングスより短いカットを勧めている。「私のシグネチャーであるスロッブ(きっちりしすぎない無造作なボブスタイル)のような肩までの長さは、髪に質感とボリュームを与えるので、細い髪質の人には最適です」とノースウッド。一方アーウィンは、髪が細い人は思い切りショートにすることをアドバイスしている。「細い髪の人のピクシーカットは、とても繊細で可憐に映ります。頭の形をきれいに見せることもできます」。さらに、「うまくカットされたピクシーカットは、良いテクスチャーワックスでスタイリングすることによって、ふんわりと仕上げることができます」と話し、「ベリーシショートの髪型が放つ自信と、スタイリングの自由度の高さが好きです」と太鼓判を押した。
セレブたちのカット例をお手本に、繊細な髪質を活かした自分にぴったりのヘアスタイルを見つけてみて。
1. カイア・ガーバー
2. オドレイ・トトゥ
3. ヘイリー・ビーバー
4. エマ・ワトソン
5. ミア・ファロー
6. アンジェラ・バセット
7. マリオン・コティヤール
8. リアーナ
9. ヴィクトリア・ベッカム
10. ペネロペ・クルス
11. ベラ・ハディッド
12. シャーリーズ・セロン
13. ハル・ベリー
14. ナタリー・ポートマン
Text: Tish Weinstock Adaptation: Motoko Fujita
From VOGUE.CO.UK