今年のカンヌ国際映画祭では、夏にぴったりのボブへとイメチェンを図っていたスカーレット・ヨハンソン。至ってシンプルなショルダーレングスのブラントカットは、趣向を凝らしたルックがせめぎ合うレッドカーペットでひと際エレガントな印象を放っていた。
しかしつい先日、ウェス・アンダーソン監督の話題作『アステロイド・シティ』のニューヨーク・プレミアに出席した彼女は、またしてもヘアスタイルをチェンジ。役ではブルネットカラーにしていたが、彼女はヘアスタイリストのジミー・ポールの力を借りて、その美しいブロンドヘアをオールドハリウッド風のルックへとアレンジした。グラマラスなカールを効かせてサイドに流したスタイルは、よりロマンティックな雰囲気を醸し出している。
一方でメイクアップはというと、クラシックなレッドリップやシャープなアイラインではなく、繊細な輝きを放つアイメイク、透明感のある艶肌、柔らかなニュアンスピンクのリップで、コンテンポラリーかつフレッシュな夏らしさを演出。キャロリーナ ヘレラ(CAROLINA HERRERA)による2024年リゾートコレクションからのホルターネックのホワイトドレスは、胸もとにあしらわれたコサージュがノスタルジックなアクセントを添えていた。ブロンドのカーリーヘアも相まって、『七年目の浮気』(1955)のアイコニックなマリリン・モンローのようだ。
Text: Tish Weinstock Adaptation: Motoko Fujita
From VOGUE.CO.UK
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