アンナ・ボリソヴナ(Anna Borisovna)
ブロガー
fromパリ
シーンを問わず活躍するローシニヨン。今年ならではのあしらいを目指すなら、パリの彼女をぜひ参考にしてみて。ポイントは、フェイスラインの髪をすっきりとタイトに束ねること。7:3で分け目をつけ、スリークに整えてから低めの位置で結ぶだけの簡単さだ。おくれ毛を出さないことで、クラス感のある装いを引き立てる効果も。シャツの襟元と、大振りのピアス&イヤカフとのバランスで、確実に横顔美人を約束してくれる。
メリッサ(Melissa)
MD
fromミラノ
昨年からトレンドが続くレイヤー使いに、さらなるアップデートを。首元に“くびれ”を作り、後ろ下がりにボリュームをもたせたカットで流れるようなシルエットをメイク。フェミニンさの中にどこか新しさを感じるのは、束感をはっきり出さずに毛流れをなじませているから。曖昧なレイヤー使いが顔まわりにリズム感を生み、洗練された佇まいを生み出している。カラーはあくまでベーシックに、カットで鮮度アップ&モード感を演出したい人にぴったりのスタイルだ。
アレキス・サンドマン(Alexis Sundman)
モデル
fromパリ
オールインワンにブラウンのファーアウターを合わせた、シーズンを先取りしたコーディネートの彼女を発見。カジュアルでいて秋らしさを感じさせる秘訣は、スカーフとジュエリーを掛け合わせた巧みな小物使いにある。ウェービーな髪質をフルに活かして、高い位置でポニーテールに。マスタードカラーのスカーフを数回ねじって、額の上からくるりと巻きつけたら、首もとでキュッと留めるだけ。彼女のようなボリューム感のあるカールヘアをパーマで作るなら、全体に細かなツイスト×スパイラルをかけてみて。
タニア キズコ(Tanya Kizko)
モデル
fromミラノ
ブラックのTシャツルックでシンプルに徹した着こなしに、ヘアでパンチを効かせた好例がこちら。ワイルドなウェーブとボリューム感を活かした、Aラインのシルエットがスタイルの要。カールは内巻き、外巻きを均等に入れて、シルエットを最大限に際立たせて。カットは顔周りを少し短めに整えてすっきりと。髪をかき分けながら、マット系のスプレーを全体にまんべんなくなじませ、一日中ふんわり感をキープ。
ジョーダン・スウェル(Jordan Swail)
モデル
fromパリ
ヴィンテージアイテムをきこなすなら、とことん甘さをオフするのが洗練への近道。潔いベリーショートにカットしたら、分け目と立ち上がりをつけながら、全体にジェルスタイリング剤をなじませて毛流れをメイク。赤みや黄みを抑えたシルバーに近いプラチナカラーで、クールさは最高潮に。同時にブリーチしたアイブロウで、さらにハンサムさを際立たせ、顔まわり全体をワントーンで統一し、アンドロジナスな魅力を印象付けて。
カティア·トルストヴァ(Katya Tolstova)
モデル
fromNY
まとめ髪はマニッシュになりすぎる、というフェミニン派に朗報。トレンドのすっきりシニヨンは、毛束のあしらいと女らしいリップを加えれば、こんなにもセクシーに。まずは全体を丁寧にコーミング。低い位置で結んでから、全体を巻きつけ、毛束を丸いシェイプにまとめる。隠しピンでとめてから、毛先を少し引き出して。 “面”で魅せるアレンジだから、夏のダメージを補修する集中トリートメントでケアして、ヘルシーなツヤ感を目指そう。
ローレン・レドフォード(Lauren Ledford)
クラエント・リレイションズ・ルイ・ヴィトン
fromNY
切りっぱなし風のロブは、カラーリングでアップデートを。繊細な髪質を活かしたプラチナカラーは、ホワイトに近いトーンで今っぽく。クールさを引き立てながら、肌色を明るく見せる効果も。カットは、まずストレートにカットしてから、毛先1〜2cmくらいにセニングを入れて軽く段差をつけ、ラインをなじませる。センターパートに分けてから、ヘアアイロンでまっすぐに整え、毛先は気持ち外向きになるようにスタイリングして完成!
Text: Kiriko Sano Editor: Rieko Kosai