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セレブが赤裸々に明かす、女性のマスターベーション考察。

自分を愛し、人を愛する。そうすれば、自然とそこに生まれるのがエロス。“秘すれば花”とリミットをかけすぎてしまうより、昨今は世界的にも、自分の内から生まれる本能を肯定しようという動きが。“マスターベーションはタブーじゃない”──そんな流れを先導する、奔放で快活なセレブたちの発言をピックアップ。※特集「エロスが女性を輝かせる」の記事一覧はこちら。

Photo: Noam Galai/Getty Images

シンガーのリリー・アレンが、ドイツのセックストイブランド「ウーマナイザー」とタッグを組んで製品開発に携わったことは、大きなニュースに。ブランドのウェブサイトにて発表されたインタビューで、彼女はこう語った。「今は友達ともよくマスターベーションの話をするわ。20代後半くらいまでは正直経験がなかったけど、実はその頃からセックストイを使うようになった。ツアーで恋人と長く離れて過ごしたときに、アダルトショップに入ってみたのがきっかけ。セルフプレジャーについてのタブー意識を取り払うには、恥ずかしさや罪悪感を抱くことなしに、オープンかつ頻繁に話題にすることが大事。今やセックストイは私の人生の中でとても重要な役割を担っているし、パートナーといるときだって、使えばすごく楽しいって気づいたわ」

Photo: Rachel Murray/Getty Images

膣内に入れるジェイドエッグを販売するほか、“私のヴァギナみたいな香り”というセンセーショナルなネーミングのキャンドルを開発するなど、長年、セクシュアルウェルネスにとりわけ関心を寄せてきたグウィネス・パルトロウ。自身のウェルネスブランド「グープ」でも、昨今新たなセックストイをクリエイトした。「なぜ今のタイミングで発表したかというと、いまだにたくさんの人々のあいだで、セックストイがいやらしいものだと思われているから。女性は、自分が何をしてほしいかを表現する方法を教えられていないし、自分のセクシュアリティに関することで傷つけられるのにも慣れてない」と、ニューヨークタイムズ紙の取材に回答。「“その行為自体は恥ずべきものではないし、あなただって恥ずべきものじゃない”って言える文化をつくりたいの」

Photo: Jacopo Raule/Getty Images for Gucci

モデルで女優のダコタ・ジョンソンも、セックストイブランドの「モード」で共同クリエイティブ・ディレクターに就任したことを発表。「同意の上でのセックスと私的なプレジャーは、すべての人に必要なセルフケア」だと、US版『VOGUE』にコメントを寄せた。「どんな人も、ジェンダーや成人後の年齢、セクシュアリティに分け隔てなく、上質なセックストイを手にする手段を持つべきよ」。自身のインスタグラムにも“セクシュアルウェルネスは基本的人権”と投稿した、彼女の熱い想いが伝わってくる。

Photo: Vivien Killilea/Getty Images for Abyss By Abby

型破りなセレブライフで知られるクロエ・カーダシアンは、かつて自身のウェブサイト&アプリでマスターベーションのハウツーをシェアしたことが。記事の中では、5つのティップスを披露。「まずはポルノを流すの。エロティックなものを観ることに、潔癖になりすぎないで。そしてよりよいオーガズムを得るには、自分の体を知るのが大事。ホットスポットがどこなのかを知るために、ハンドミラーを使うのもいいわ。パートナーといるときみたいなムードづくりもしっかりと。キャンドルをつけたりバスタブにお湯を張ったり、音楽をかけたりね。あとはニップルクランプなどのセックストイを使って……最後に、ひとりでも潤滑剤を用意するのを忘れずに! パートナーといないときでも、オーガズムを高める手助けをしてくれるものだから」

Photo: Paras Griffin/Getty Images

最も稼ぐ女優としてはもちろん、恋多き女性としても名を馳せるエヴァ・ロンゴリア。でも、過去に「マスターベーションをするまで、セックスを楽しんだことがなかった」とセルフ誌に語っていた。「それまでは、あまりセックスに積極的ではなかったの。初めてセックストイを買ったときは、どうしてもっと早く出合えなかったんだろうって、残念に思ったわ! 今では、同性の友達みんなにセックストイを贈っているほど。みんな包みを開けると狂喜するの。オーガズムこそ、私が彼女たちにあげられる最高のギフトよ」

Photo: Tasos Katopodis/Getty Images

唯一無二のセックスシンボルとして君臨するレディー・ガガは、11歳の頃から通っていたという週末の演技クラスについてのエピソードを、ニューヨークマガジンにこう話している。「初めて空想上のコーヒーを飲み干したときのことをまだ覚えているわ。初めて習ったのがその演技だった。雨が降っていなくても、雨を感じることもできる。それに過激すぎるかもしれないけれど、実は私、メンタルだけでオーガズムに達することもできるの。触覚の記憶って強いものでしょう」。精神力を鍛えれば、そんな境地にまでたどり着ける!?

Photo: Kevin Mazur/Getty Images for Global Citizen VAX LIVE

歯に絹着せぬ発言の多いクリッシー・テイゲンは、セクシャルな話題にも変わらずオープンなスタンス。夫のジョン・レジェンドと、飛行機のファーストクラスのシートでセックスに及んだこともある……なんてアメリカの女性誌に語ったことがあるほど。セルフプレジャーについては、「なんてことなの? 誰がポルノシアターに行ってもマスターベーションをしないっていうの? ほかに何かオプションがあるのかしら? 誰もお菓子を食べたりしていないわよ」とツイートしたくらい、タブー意識とは無縁のよう。

Editor: Misaki Yamashita