抜けや女性らしさを感じさせるソフトなスモーキーアイが旬
「今、トレンドの目もとは、赤みのある色をアイメイクに取り入れているのが特徴ですね。それから、これまでのアイメイクといえば、締め色でキワを囲むのがセオリーでしたが、最近の傾向として締め色に主張しないカラーをもってくるのがブームになっています」。そう話すのは、メイクアップ・アーティストのmichiruさん。
トム フォードのような囲みアイメイクでも、赤みや艶を足すことでスモーキーなのに軽さを出せるという。数シーズン前までのスモーキーアイは、マットカラーやチャコールなどで目もとを隙なく塗りつぶすようなイメージがあるが、「ラインを強く入れてぼかしていくようなこれまでの囲みアイメイクと違い、旬のスモーキーアイの場合はメタリックカラーをハイライトとして使うなど、明るさや抜け感があるのが特徴です」
「特に下まぶたのアイシャドウがグレイッシュだと強すぎるし、怖い印象になってしまうのですが、旬のアイメイクは、赤みを指すことで女性らしさ、優しさ、抜け感を演出しています」
血色感を目もとにもってくるのは、腫れぼったくなり、難しそうな気もするが?「まずシアーなブラウンをベースにして、濃い赤みのブラウンを重ねていくと、意外と綺麗なんですよ。単体で使うよりは、影色としてベースカラーにニュートラルなブラウンを仕込むことで、すごく使いこなしやすくなるんですよね。また、メタリックカラーを選ぶことで、赤みの難しさは緩和されます」
アイライナー選びのポイントは?「リキッドで漆黒、というよりは、ペンシルで細めにひいてスマッジするとうまく抜け感が出ますよ。色選びで、限りなく黒に近いニュアンスカラーや透け感のあるものを選ぶのも手です」
michiruさんがレクチャーしてくれたポイントを参考に、パワーだけでないフェミニニティを感じさせる、奥行きのあるネオ・スモーキーアイを手に入れて。
赤みブラウンのアイシャドウとアイライナーを駆使して、旬のスモーキーメイクに!
Editor: Rieko Kosai