BEAUTY / TRENDS

軽やかさが増す、眉とまつ毛の“ブラウン”コントロール【影をブラッシュアップ】

自分の持つ黒々とした眉やまつ毛を、ほのかにトーンアップしてみる。すると、そこには軽やかで影の重さを感じない表情が。プロのヘア&メイクアップ・アーティストが伝授する簡単なアップデート法を案内。

自眉、自まつ毛の黒を生かして、ほんのりトーンアップ

フェンディ(FENDI)2023年春夏コレクションより。Photo: Gorunway.com

ベースメイクで明るさを仕込んだら、ポイントメイクもそれに似合うトーンに揃えたいところ。ヘア&メイクアップ・アーティストのHARUKA TAZAKIさんはこう語る。「肌が明るめのピンクニュアンスの場合、眉やまつ毛も淡く染めると好バランスに。可能なら目の色、髪の色も明るくすると、若く美しく、聖なるもののムードが漂うんです」

赤み系のマスカラでさっと眉を整えたり、まつ毛にブラウン系を選ぶと表情がぐんと柔らかくなる。ビューラーも頑張りすぎず、あえて使わないというチョイスも現在っぽい。

〈左上から時計回りに〉ごくわずかに青みを含むから、エレガントな仕上がりに。ミネラルカラーリングアイブロウローズヒップブラウン ¥2,750(限定発売中)/エトヴォス(0120-0477-80) 新ファイバーを配合し、繊細で長さあるエクステのようなまつ毛に。ドラマティックエッセンスマスカラ BR660 ¥3,080/マキアージュ(0120-456-226) 簡単に使えるのに、目もとが驚くほどすっきり! ささない整顔バリ 3ステップセット ¥¥9,900/KAOYOMI(BG 03-3796-8880) PCやスマホに晒されっぱなしの現代人の目もとをいたわるオメガ3やリン脂質を含む。アスタクリルオイル オメガ3 90粒 ¥5,616/アムリターラ(0120-980-092)

「ビューラーをしないという“抜き”があるのもモダンですし、まっすぐ下を向いたまつ毛が作る影は、色っぽさや可愛さのもと。戦闘モードで目をぱっちり見せたいならビューラーもいいのですが、時にはお休みしてまつ毛の影を楽しみ、その分リップなどにポイントをもたせてみては?」

まぶたや唇のくすみもベースとして計算に入れ、そこに重ねた際に発色が美しいものを選ぶと失敗がないそう。また、冷えや疲れなどでくすみ感がある場合は、インナーケアや巡りケアを取り入れて。デジタルデバイスに晒された目もとには、くすみ&疲労解消としてのツボ刺激も効果てきめんだ。

話を聞いたのは……
HARUKA TAZAKI
ヘア&メイクアップ・アーティスト。広告や雑誌、WEBなどで幅広く活躍。内面を映し出す素のメイクから大胆かつアーティスティックな作品まで手がけるセンスと確かなテクニックに多くのファンが。春よりNYにベースを移す予定。@harukadebeau

Text: Satoko Takamizawa  Editor: Toru Mitani

※『VOGUE JAPAN』2023年3月号「美を刷新する“影”の操り学」転載記事。