BEAUTY / WELLNESS

「ザ スパ フォーシーズンズホテル東京大手町」至福のトリートメントで、ボディをくまなくブラッシュアップ!

都心のオアシスで味わう贅沢スパを、ビューティー・エディターの高見沢里子さんが体験! 心とカラダをリセットする癒しのメニューで、思わず触れたくなる滑らかボディを手に入れよう。

唐突で恐縮だが、今なら脱げる自信がある。プールやデートのお誘いだってよろず受付中だ。そんな気持ちになったのは、極上トリートメントを受けたから。つま先から頭のてっぺんまで、こんなにつるすべの自分って久しぶり!

そのスペシャルは、ラグジュアリーにして静謐な個室でのフットバスから始まる。濃厚な生姜茶をいただきつつ、屋久杉の粉末と岩塩で足をほぐしたらベッドへ。まずは全身を屋久杉の粉末やオイル、クレイで磨くのだが、深い森の香りに包まれて早くもハッピーな心持ちに。指の一本一本からヒップまでくまなく磨きあげ、シャワーで流す。

続くオイルマッサージは、うつぶせで背中にストーンをのせた状態でスタート。コリがひどい部分には冷たいストーンを、その周辺には温かいストーンを置くユニークな方法だが、これが血流促進効果を高めるそう。スウェーディッシュをベースにしたオリジナルの手技で、強く流したりぐっと圧をかけたり、時につまんだりと丹念にほぐしていく。その後のあおむけ姿勢での施術もこれまたユニークで、たっぷりオイルを垂らして(ちゃぷちゃぷ音がするほど)の腹部マッサージが心地よくてうっとり。また、あおむけになった状態で指を差し入れて行う肩甲骨周りのほぐしは、体重が圧となってぐっと入るため呼吸がみるみる楽になっていった。デコルテやヘッドまで丁寧にほぐしたら、トリートメントは終了。鐘の音で我に返った時には、2時間の施術とは思えないほどすっきりしていた。

この原稿を書いている今も、全身つるつるで気持ちいいので自分でつい撫ででしまう。体も心も軽やかで(イメージだが、5キロくらい痩せたような爽快感)、つい笑顔になってしまうほどだ。旅行しにくい今、ショート・トリップ気分で心身が蘇るアドレスが近場にあるのはありがたい限り。スパにはうるさいという方は、ぜひお試しを。

今回の「フォーシーズンズ シグネチャー ウエルビーイング リチュアル YAKUSUGI フォレストリニューアル」は120分 ¥42,000。ほか、マシーンも駆使した「トリプルブライト」75分 ¥28,000〜やクイックな「バイタリティチャージ」30分 ¥16,000(すべてサービス料別)など多彩なメニューが。ホテルらしいラグジュアリーさがありつつ、こだわりの個人サロンを訪れたようなユニークさと技術を堪能。

ザ スパ フォーシーズンズホテル東京大手町
東京都千代田区大手町 1-2-1
03-6810-0660
営業時間/10:00〜22:00
定休日/無休
www.fourseasons.com/jp/otemachi/spa

Text: Satoko Takamizawa