モデルでアクティビスト、そして3児の母のアシュリー・グラハム。2020年1月に第一子を出産し、今年1月に双子を迎えた彼女は、育児、そしてマザーフッドにまつわるあらゆることを赤裸々にインスタグラムで発信中だ。妊娠時の体の変化、母親としての新しい経験、そしてそれに伴う戸惑いの思いなど、彼女は率先的にオンラインで自らの意見をシェアし、数多くの女性たちを勇気づけ、共感を得ている。そこで、彼女がこれまでにシェアした投稿を振り返り、アシュリーのリアルな体験談とマザーフッドにまつわるメッセージをまとめた。
産後の体をリスペクト。感謝を持ってとアシュリー・グラハム。
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数多くのセレブたちが産後、劇的なスピードで産後前の体に戻っている。そういったケースばかりに注目が集まってしまい、まるでそれが当たり前なのだという認識が広がっている。しかし、アシュリーは双子の男の子を出産してから3カ月後、産後のリアルなボディーをインスタグラムに投稿。「新しいお腹、ありがとう。一緒に大変な思いをしたね」と、自身の体を賞賛するメッセージとともに、世に拡散した。アシュリーは母となった自分の体を愛で、その変化を受け入れることも大切なのだと知らせてくれた。
母乳育児の大変さ、リアルさを世にシェア。
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母乳育児の大変さは、あまり世に知られていない。出産後の女性ならば、誰もが自然と母乳をあげるという動作が身につくものだと思われることが多い。しかし、多くの母親、特に新米ママにとって、それはかなり大変で肉体的にも負担のかかるプロセスだ。
アシュリーは母乳が漏れてしまうときや、赤ちゃんにゲップをさせなければならないとき、そして生活のいつ何時も赤ちゃんが優先なのだと実感させてくれる一連のフォトギャラリーを投稿。母乳育児のリアルな側面をレポートし、世の母親たちの苦労を代弁してくれている。
マザーフッドとは、学びと苦労が伴うもの。
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インスタグラムでは人生の薔薇の色の場面だけが切り取られ、リアルな側面は隠れがちになってしまう。アシュリーは息子ふたりとの画像を投稿し、キャプションで「息子たちは私の最大の先生で、私は彼らのためになんでも成し遂げられることを常にリマインドしてくれます。決して簡単な道のりではありませんが、本当に誇らしい体験です」と述べた。素敵な人生のモーメントの裏側には、知られざる葛藤と苦労があることを教えてくれた。
出産予定日はあくまでも目安。
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予定日を過ぎてもお産の気配がないことは多々あること。アシュリーは40週目を過ぎても出産を迎えていなかったが、不安を感じても、赤ちゃんは運命の日(誕生日)に生まれてくるということを伝えた。
母親の健康とヘルシーなメンタルが一番の優先順位。
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妊娠中はあらゆることが身体的なストレスを与えてしまう。赤ちゃんを守るための体と心の準備のために、時にセルフケアの時間や周りに頼ることも必要。アシュリーは妊娠中、さまざまなビューティーメソッドを試し、周りのサポートや不思議なガジェットの力を借りて、ストレスの軽減を図ったという。
妊娠線は母としての誇りの象徴。
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妊娠線は醜いものではなく、母の勲章であり、美しい印なのだ。アシュリーは自身の妊娠線を「生命の木」にたとえ、自信に満ちたネイキッドセルフィーを投稿した。
育児には、ハプニングがつきもの!
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育児には、予想外のハプニングだって当たり前。アシュリーは外出中、近くにトイレがない状況でアクシデントが発生してしまい、その場でオムツ替えをせざる得なかった。彼女は店の通路の真ん中にしゃがみこんだ一枚の写真をシェアし、「緊急事態発生!」と書き込んだ。「トイレが見当たらないところにいる時に、ベイビーのオムツが限界に。取り替えマットを持ち歩いていて、本当によかった」と、綴られていた。
産後の変化に合わせて自分を愛しむボディケアを。
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新生児の子育てにまつわる現実に限らず、出産を終えた自身の体の予期せぬ変化についても赤裸々に語っている。「赤ちゃんだけでなく、自分自身のオムツを替えることになると思わなかった」と、彼女は浴室での自撮りとともに、母親になった体の変化についてこう投稿した。
「まさか、使い捨て下着がお気に入りのファッションアイテムになるとは思わなかった。出産した体は長い時間をかけて、回復しなければならない。想像とは違う、出産後のリアルな場面をフォロワーに知ってもらいたかったの」。出産後の膣の緩みなど、あまり知られていない産後の女性の身体の変化をリアルに教えてくれ、エンカレッジしてくれるアシュリーの発言は、世の母親を勇気づけているだろう。
Text: Tish Weinstock Adaptation: Sakurako Suzuki
From VOGUE.CO.UK