美容に費やす時間
シングルマザーとして2人の子どもを育てているので、正直に言うと、自由な時間があっても美容に費やすことはありません。Netflixで何を一気見しようかとか、どんな本を読もうか? とか、そういったことを考えています。でも、私には美容が大好きな娘が2人いて、一番下の子はいつもシートマスクをしたがるんです。「お化粧していい?」、「足に化粧水つけていい?」と聞いてきたりして、とにかくビューティーに夢中。彼女はコスメが本当に好きで、いつも私のものを勝手に使っています。
朝の習慣
私の朝の始まりはとても早いです。娘たちは7時に家を出るので、いつも5時45分には起きています。すぐに顔を洗って、歯を磨き、日焼け止めを塗る。何があっても日焼け止めなしでは出かけないし、たとえ曇り空でも欠かしません。子どもたちを見送ったらジムに直行。帰ってきたらシャワーを浴びて、しっかりと保湿をします。
フレグランスへのこだわり
香水の一番好きなところは、とてもささやかなものなのに、大きな癒しの効果があるところ。気持ちを高めてくれるので、私は香水を最大限に活用しています。また、子どもたちが「ママの匂いがする」と言うように、香りはノスタルジアをもたらします。大切な記憶とも結び付いているものなので、私はとても好きです。特に決まったルールはありませんが、部屋やバスルームには香水を複数置いていて、見かける度に「これをつけてみようかな」と、気分で選んでいます。
これまでに学んだメイクのコツ
年齢を重ねるにつれて、フェイスパウダーをたくさんはたいてマットな質感を追求するのはやめようと思うようになりました。俳優が自然に見えることは映画の世界でも評価されることだし、私はレッドカーペットや撮影でもそれを意識しています。私たちの多くは、自分の見え方に過敏になっている気がするんです。でも、大人になればなるほど、それは女性にとってあまり良いことではないと感じています。だから、無理にパウダーやファンデーションは使わなくていいんです。
お気に入りのヘアスタイル
私のお気に入りはいつも今の自分。ヘアスタイリストのアディール・アベルゲルと私は、『オールド・ガード』(2020年)の役のヘアを2ヶ月ほど悩んだ末、黒髪にやっと落ち着きました。彼はとてもクリエイティブな人で、一緒によく旅行に行くんですが、お互いにインスピレーションを送り合ったりするのが大好き。私とクリステン・スチュワートは、ヘアスタイルに関して最もクレイジーな2人だと思っています。私はどんな髪型であろうと怖くない。アディールが「ボウルカットにしよう」と言ったから、私はそうした。皆さんも、一生に一度はボウルカットをやるべき。楽しいですよ。このヘアスタイルにしたことを、本当に誇りに思っています。
ジムに行くこと
朝ジムに行くのが大好き。一番エネルギーがあるときだから。私にとって、ジムはモチベーションを高めてくれるし、世界一のカフェインのようなもの。朝7時から8時の間は、いつも何かしら体を動かしています。ジムか、ピラティスか、ハイキングか、この1時間は自分のために使うことが多いですね。一日の始まりに、心身のバランスを取ることができるんです。
気分転換のための運動
嫌いなスポーツはありません。何でもやるし、変化をつけるのが好きなんです。ウェイトリフティングをするのも好きですし、私がやったことのないことをさせてくれる人と一緒にトレーニングするのも好きです。ピラティスも好きで、もう10年近く同じインストラクターについています。家にリフォーマーがあるし、彼女は近くに住んでいるので、ほとんどの場合は家でやっています。今はアクション映画の撮影をしているので、武術に没頭しているのですが、脳にとてもいい刺激になっています。
バッグにいつも入れている3つのビューティーアイテム
リップクリーム、日焼け止め、それからウェットティッシュ。
Text: Lauren Murdoch-Smith Adaptation: Motoko Fujita
From VOGUE.CO.UK
