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ホアキン・フェニックス、SAG賞でヒース・レジャーを讃える。

全米映画俳優組合(SAG)賞で『ジョーカー』 のホアキン・フェニックスが主演男優賞、『ジュディ 虹の彼方に』のレネー・ゼルウィガーが主演女優賞に輝いた。
Photo: Kevork Djansezian/Getty Images for Turner

1月19日(現地時間)に開催された第26回全米映画俳優組合(SAG)賞で、映画部門の最高栄誉である『パラサイト 半地下の家族』がキャスト賞を受賞した。韓国発の同作品は『スキャンダル』『アイリッシュマン』『ジョジョ・ラビット』『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』を抑え、キャスト賞を受賞した史上初の外国語作品という快挙を果たした。

また『ジョーカー』で主演男優賞を手に入れたホアキン・フェニックスは受賞スピーチの中で、レオナルド・ディカプリオら他のノミニーを称えた後、以前ジョーカー役を演じた故ヒース・レジャーについて、「僕の好きな俳優であるヒース・レジャーが肩の上に立って今ここにいる。今日はありがとう」と語った。

Photo: Rich Fury/Getty Images

同じく映画部門ではレネー・ゼルウィガーが『ジュディ 虹の彼方に』で主演女優賞に輝き、「ここで物語の語り部の一員でいられることが本当にうれしいです。俳優という仕事は人間の体験を表現することができる。理解、共感、そしてときには歴史に光を少し照らすことができる。ジュディ・ガーランド、50年を経てこのコミュニティは今夜あなたのことを想っています。あなたに捧げます」と感謝を伝えた。

『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』のブラッド・ピットと『マリッジ・ストーリー』のローラ・ダーンが助演男優賞と助演女優賞をそれぞれ獲得した。

一方のテレビ部門では、「ザ・クラウン」がドラマシリーズ、「マーベラス・ミセス・メイゼル」がコメディシリーズでそれぞれ作品賞にあたるアンサンブル賞を受賞している。このほか、レオナルド・ディカプリオから功労賞を授与されたロバート・デ・ニーロは、現在の「悲惨な」政情を非難し「正しいこと、悪いことがあり、常識的な行動の一方で、権力の悪用がある。一市民として、私は自分の意見を口にする権利がある。今夜言いたいことはこれだけだ」と壇上で語った。

第26回全米映画俳優組合(SAG)賞の主要な受賞結果
 【映画部門】

主演女優賞 レネー・ゼルウィガー『ジュディ 虹の彼方に』  
主演男優賞 ホアキン・フェニックス『ジョーカー』 
助演女優賞 ローラ・ダーン『マリッジ・ストーリー』
助演男優賞 ブラッド・ピット『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』
キャスト賞 『パラサイト 半地下の家族』
スタントアンサンブル賞 『アベンジャーズ/エンドゲーム』

 【テレビ部門】

テレビ映画・ミニシリーズ男優賞 サム・ロックウェル 「Fosse/Verdon(原題)」
テレビ映画・ミニシリーズ女優賞 ミッシェル・ウィリアムズ「Fosse/Verdon(原題)」
ドラマシリーズ男優賞 ピーター・ディンクレイジ「ゲーム・オブ・スローン」
ドラマシリーズ女優賞 ジェニファー・アニストン「ザ・モーニングショー」
コメディシリーズ男優賞 トニー・シャルーブ「マーベラス・ミセス・メイゼル」
コメディシリーズ女優賞 フィービー・ウォーラー=ブリッジ「Fleabag フリーバッグ」
ドラマシリーズアンサンブル賞「ザ・クラウン」
コメディシリーズアンサンブル賞「マーベラス・ミセス・メイゼル」
テレビスタントアンサンブル賞 「ゲーム・オブ・スローンズ」

功労賞 ロバート・デ・ニーロ