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JO1の11人にインタビュー! 2年目の挑戦から、ファンが知らないメンバーの秘密まで。

2019年、世界的な社会現象とも言えるオーディション番組を経て結成された、11人組のグローバルボーイズグループJO1(ジェイオーワン)。今年デビュー2年目を迎え、オーディション番組でのブレイクから、いちアーティストとしてさらなる飛躍を目指す彼らに、自分自身の変化からメンバー同士の関係性までを聞いた。

さらに存在感を増し、ファッション、ビューティー業界も注目。

サバイバルオーディション番組『PRODUCE 101 JAPAN』において、番組視聴者である“国民プロデューサー”の累計約6,500万票の投票により、101人の参加者から最終的に選ばれた11人からなるJO1(ジェイオーワン)。2020年3月リリースのデビューシングル「PROTOSTAR」がBillboard JAPAN Top Single Salesでいきなり初登場1位を獲得し、鮮烈なデビューを印象付けたグローバルボーイズグループだ。

そしてさらなる飛躍を期待されるデビュー2年目、まず放つのはサードシングル「CHALLENGER」だ。海外のトレンドをより意識したクールなダンスナンバーであるリード曲「Born To Be Wild」をはじめ、新たなトライアルがたっぷりと詰まっている。

「やりたいことはたくさんあります。守りに入らず、自分たちのパフォーマンスをどんどん高めるチャレンジャーな1年にしたいという意味も込められたタイトルです。新型コロナという大きな壁が世界中に立ちはだかっていますが、それを乗り越えるための元気を与えるような存在になりたい」とメンバーは語る。

2020年にはイヴ・サンローラン・ボーテがJO1のオフィシャルビューティーパートナーに就任し、ラグジュアリーブランドのイベントに度々登場するなど、ビューティー、ファッション業界における注目度も増している。よりボーダーレスな輝きを増した豆原一成、川尻蓮、川西拓実、大平祥生、鶴房汐恩、白岩瑠姫、佐藤景瑚、木全翔也、河野純喜、金城碧海、與那城奨の11人。バックグラウンドもキャラクターもバラバラの彼らに、グループについて、メンバーについて、ライフスタイルについて……様々な質問を投げかけた。

「転がっている運を掴むため、がむしゃらに努力をし続けている」

<左から>川尻蓮、河野純喜、與那城奨

Q. あなたが思う、今現在のJO1の最大の武器は?

河野:成長力。デビューして1年が経ちましたが、まだまだ成長できる伸びしろがいっぱいあると思っています。

與那城:「ここぞ!」という時に決められるところ。初めの頃は、リハーサルやバラエティ番組などいろんなところで、決めきれなかったことが多かったんです。でも、最近はみんな集中して一発で出来るようになりました。

川尻:運がいい。昨日も生配信をしていて、ピンポン玉をひとりワンタッチでつないで、最後に景瑚が金魚鉢に入れるっていうゲームをやったんですけど、最後の最後で景瑚が決めてくれた。こういうことも、以前だったら失敗していただろうなって。デビューしてすごい先輩方と一緒にお仕事できたりするのも、事務所の方とかが頑張ってくれたおかげではあると思うんですが、運はあるところに転がっていると思っていて。運を掴むための努力をみんなががむしゃらにし続けることによって、そこに近付いてきている感じがするんです。

Q.無人島に一人だけメンバーを連れていくなら誰? またその理由は?

與那城:(河野)純喜。JO1イチの高学歴なので、計画を立ててくれて、なんとか脱出できるんじゃないかと思っています。

河野:(與那城)奨くん。筋肉がすごいので、木を切って運んでくれそう。僕が何をやるか指示して、全部奨くんに動いてもらいます(笑)。

川尻:無人島って多分死んじゃうと思うんです(笑)。だから、苦しい思いをして生き延びるよりは、残り時間を面白い奴と過ごしたいっていう理由で佐藤景瑚。

Q.ファンが知らないメンバーの秘密を教えて下さい。

河野:僕たちは同じ寮に住んでいるんですが、そんなに広い部屋でもないのに、奨くんがフィギュアとかを入れるガラスのショーケースを買って。結構、面積を取るので、「いきってんなあ」って思っていたんです。でもいざ設置してみたら、空間もうまく使えていて部屋にもすごく合っているので「めっちゃ羨ましい」って思っている、っていうのが今初めて言った僕の秘密です(笑)。

川尻:景瑚の部屋に行くと大体風呂上りで裸です。それで、めっちゃエモい音楽をかけながら、髪を乾かしています。

與那城:最近、蓮の誕生日に指輪をプレゼントしたときに、サイズを教えてもらいました。あと、純喜は自宅で焼肉をする時、キッチンのフライパンで肉を焼いてその場で熱々のまま食べています(笑)。

「ファン、家族、仲間のため……生きる理由が変わった」

<左から>川西拓実、佐藤景瑚、木全翔也、白岩瑠姫

Q.デビューしてから、自分自身の一番大きな変化は?

佐藤:生きる理由。JO1になる前はなんとなく生きていたような気がするんですが、今はファンや家族、仲間のために生きている気がします。

白岩:環境。JO1になる前に別のグループで活動していた時は、見てくれる人もすごく少なかったんです。僕自身が“歌って踊る”っていうことは変わってないのに、今は圧倒的に見てくれる人が増えました。

木全:デビュー前は実家暮らしだったんですが、ひとりで食事も作って生活するようになったのは大きいです。でも一人っ子なので、割と前からひとりで生きていける方ではあったと思います。

川西:見る側から見られる側になった。それによって姿勢を良くしようと心掛けたり、美意識も芽生えたり、色々と変わりました。

Q. デビューしてから一番変わったと思うメンバーは?

川西:大平祥生。最初は僕も(祥生も)心を開いてない感じがしたんですが、最近はいろんな話を向こうからしてくれて、たくさん話せるようになってうれしいです。

佐藤:純喜くん。最初はおどおどしていて、かわいい感じだった。でも今は自信に満ち溢れていて、気合いが入っているのが表れている感じがします。

木全:汐恩。前はちょっとオラオラ感があったんですが、今は優しい雰囲気に変わったなって思っています。

白岩:景瑚。オーディション中はどういう人か僕はあまりわかっていなかったんですけど、目立っていたからか、僕の周りからは「生意気そうだ」という印象を持たれていて。でも、直接絡むようになって、表ではふざけているけれどすごく真面目で熱くて良い奴だっていうことを知りました。どんどん自分の個性を開放していっているので、ファンの方にも景瑚の良いところが伝わっていると思います。

Q. 今、気になるファッションアイテムは?

佐藤:デニムジャケットとかデニムのアイテムにハマっています。あと、アロハシャツとか柄シャツが気になる。最近は、ミキモトとコム デ ギャルソンのコラボなど、男性でもパールを身に着けているので、僕もパールのアイテムを購入しました。

木全:前は虫柄が好きだったんですが、今は花柄が好きです。キーケースや財布、あとギターストラップにも花の模様が入っています。

白岩:シンプルなモノトーンの服を着る自分に飽きてきて、色物や柄物にチャレンジしたいと思い、ファッション系のSNSをよくチェックしています。僕もこの前衣装で身につけたパールのアイテムが気になってます。

川西:メガネのストラップやアクセサリーが気になります。あと、僕はスニーカーが好きなんですけど、最近感覚がおかしくなっていて(笑)、1カ月に3~5足も買ってしまいました。だから少しペースを抑えないといけないと思っています。

「お互いをリスペクトして高めあっていけたら」

<左から>大平祥生、豆原一成、金城碧海、鶴房汐恩

Q. 今、隣に座っているメンバーの良いところ、好きなところは?

鶴房:(大平)祥生は常に温厚です。僕たちオーディション中に一回すれ違いがあったんです。その時に祥生の方から「汐恩、喋ろうや」って言ってくれたので、度胸がある男だなと。一見フワフワしているけれど、本当は熱いです。

大平:豆ちゃん(豆原)は最近高校を卒業したばかりの若さなのに、肝が据わっていますね。豆ちゃんが練習している姿を見ると刺激を受けるし、とにかくかわいい弟です。

豆原:(金城は)ポーカーフェイスなんですけど、その裏に熱い情熱を持っていて、その情熱の部分に僕のことを好きっていう気持ちも詰まっている(笑)。最年少の僕をいつもかわいがってくれるので大好きです。

金城:汐恩はまず僕と身長が一緒なので、見ている景色が同じ。あと、僕は思ったことを先輩後輩関係なくズバッと言ってしまうんですけれど、汐恩はすごく聞き上手で、メンバーの悩みをいつも聞いているし、ミーティングでもみんなを正す役割。グループ全体としても僕としても心の支えになっている存在。あとイケメンです(笑)。

Q. 一生のうちに会いたい人は?

金城:ブルーノ・マーズ。今すぐではなくて、JO1が彼と同じ舞台に出られるくらいのスキルを身につけられた時にお会いしたい。いつかその地位に行けるように頑張ります。

大平:アメリカのダンサーのメルヴィン・ティムティム。汐恩はスタジオで会ったことがあるんですけど、僕はその時そこにいなくて。あとからそれを知ってすごくショックでしたね(笑)。

豆原:90年代ヒップホップの全盛期に活躍したダンサー、マーク・ウェスト。

鶴房:野田洋次郎さん。韓国合宿中にRADWIMPSの曲にすごく助けられたんです。特に「スパークル」と「me me she」と「25コ目の染色体」をよく聴いていました。

Q.JO1の活動において一番大事にしていることは?

豆原:JO1はパフォーマンスボーイズグループ。そう名乗るからにはもっとパフォーマンス力を上げて、成長しなければならないと思っています。

金城:お互いをリスペクトすること。自分たちのパフォーマンスをする上でも、たくさんの方々とお仕事をさせていただく上でも、メンバー同士の絆がなかったらここまで来られなかった。今以上にお互いリスペクトして高め合っていけたら。

鶴房:“自分”を持つこと。人数が多いので、それぞれが個性を隠さずに出すことで面白くなると思っています。

大平:自分の理想に向かって自分を高めていくこと。みんな歌もダンスもうまいので、常に刺激を受けながら練習に励んでいます。

Profile
JO1(ジェイオーワン)
2019年、オーディション番組「PRODUCE 101 JAPAN」内で結成した11名からなるグローバルボーイズグループ。20年3月にリリースしたデビューシングル『PROTOSTAR』はBillboard JAPAN TOP Single Salesで一位を獲得。Twitter Japanの「2020 もっとも使われたハッシュタグ:ミュージック」部門でもトップに。同年イヴ・サンローラン・ボーテがオフィシャルビューティーパートナーに。4月28日に3rdシングル「CHALLENGER」をリリース。

Photos: Akihito Igarashi Text: Kaori Komatsu Editor: Saori Asaka