自叙伝『Love, Pamela(原題)』の発売とNetflixのドキュメンタリー『Pamela, a Love Story(原題)』の配信を1月31日に控えるパメラ・アンダーソン。幼い頃に受けた性的虐待と、事件が彼女に与えた影響について『ピープル』誌のインタビューで語った。
「私の場合、女性のベビーシッターでした。彼女は私に性的な興味を抱き、彼女の身体で奇妙なゲームをさせました。そして、誰にも言うなと脅したのです。私は弟を守りたかった。弟が同じ目に遭うのは何としても避けたかったから、言う通りにしました。弟を守りたかったことと、自分を恥ていたこともあって、誰にも話しませんでした。どうすべきかわからなかったのです」
さらに不幸なことに彼女はその後、12、3歳の頃に、数十歳年上の男性からレイプされる。これは彼女にとって、最後の一撃となったと振り返る。成長するにつれ、彼女は自分の姿を鏡で見ることに抵抗を感じるようになり、美貌で注目を集めることにも嫌悪感を覚えた。両親は彼女を守ろうとしてくれたが、父は不在がちで、母は仕事に追われ涙に暮れており、助けにはならなかったそうだ。時間が経つにつれ、想像や自然、本の中に安らぎを見出すようになったパメラは17歳で独立し、カナダでビールのCMに出演。これをきっかけに『プレイボーイ』誌の表紙を飾り、人気ドラマ「ベイウォッチ」に出演を果たし、ブレイクすることになる。
彼女は当時を振り返りこう語る。「セクシーに見られる対象として、女性として、自分の力を取り戻す必要がありました。写真を見ても、まだ自分の姿を好きになれなかったけれど、でもそれで良いと思いました。そしてそのとき、『よし、全てを変えよう』と思ったのです」「私は脆いところがありましたが、その一方でこれ以上悪いことなんか起こらないとも思っていました。自分の身体について選択肢があるなら、利用してやろう。自分自身で決めようと心に誓ったのです」
パメラは、自分の著書が人に力を与えることを願うと語る。「私のような経験をした人が、ほかにもいると確信しています。彼らにあなたは悪くないと伝えたいです」「誰かから人に話すなと言われたら、それは隠しておいてはいけないことです。彼らが秘密にしたい恥なのです。悪人は、自分が人に話すことをためらうような辱めを受けると知っている被害者を選ぶのです」
Text: Tae Terai
