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ヘンリー王子が子どもへの愛情表現を大切にしている理由

ヘンリー王子は、自身の経験から子どもたちに愛情を示すことは重要だと考えているという。
Photo: Chris Jackson/Getty Images

作家で、トラウマ(心的外傷)や依存症、ストレス、小児発達の専門家ガボール・マテ氏とともに自叙伝『SPARE(原題)』について対談を行ったヘンリー王子。その中で、父親として、妻のメーガン妃との間に生まれた3歳の息子アーチーと1歳の娘リリベットに愛情を示すことが重要だと考えていると明かした。

今年1月に発売された自叙伝では、わずか12歳で母ダイアナ元妃を亡くした経験や、英軍兵士として任務についたアフガニスタン派遣、父チャールズ国王や兄ウィリアム皇太子との関係など、王子のプライベートが赤裸々に綴られている。マテ氏は、ヘンリー王子が著書の中で幼少期に父チャールズ国王や祖母エリザベス女王からの身体的な愛情表現が少なかったと記していることについて触れ、これが親となった今の彼にどのように影響しているか問いかけた。

これに王子は、「2人の子どもを持つ身となった今、この経験が父親としての自分の立ち位置を決めました。子どもたちに存分に愛情を与えようというものです」と回答。「また、父親として自分のトラウマや経験を子どもたちに引き継がないようにする責任があると感じています。日々、子どもたちに対する態度やリアクションについて意識するようにしています。もしセラピーを受けていなかったら、こうは感じていなかったでしょう」と続けた。

またマテ氏はヘンリー王子に対し、自身の幼少期のようにハグなど身体的な愛情表現を受けなかった場合、アーチーとリリベットにどのような影響があると思うかと質問。すると王子は、「どんな影響があるかはわかりません、ですが、僕と同じだったかと想像します。だからこそ、自分の状況を変えることができたことを非常に感謝しています。お金がかかることで、誰もができることでないことは十分承知しています」と語った。

Text: Tae Terai