映画『ロッキー』シリーズのスピンオフ第3弾『クリード 過去の逆襲』で、マイケル・B・ジョーダンと再共演を果たしたテッサ・トンプソン。役作りのためにマイケルとともにキャラクターになりきり、演じるアドニスとビアンカ夫妻としてカップルセラピーを受けたと『リファインリー29』のインタビューで明かした。
「役と私たちの間の境界線は、ときに曖昧でした。個人的に追い求めたものを多く役に注ぎ込んだからです」「2人ともカップルセラピーに詳しくはありませんが、キャラクターとして受けたので非常に奇妙な感じでした。ですが、関係が悪くなくともセラピーに行くのは良いことだと気づかされました。コミュニケーションを深め、最善を探るのです。多くのカップルにとって効果があると思います」
2人はそれぞれ本作で演じるアドニスとビアンカとしてセラピーに参加したが、それでもプライベートを反映したものになったとトンプソンは語る。「私たちが『クリード』シリーズに出演するようになって、すでに8年から9年が経ちます。私たちは、恋愛関係のさまざまな段階にあるお互いを見てきました。そういうことをシェアして話もしてきたので、お互いの人生をある程度知っています。ですから、セラピーはより個人的なものになりました」
『ロッキー』シリーズに登場するアポロ・クリードの息子、アドニス・クリードを主人公にした『クリード』シリーズ。第3弾の『クリード 過去の逆襲』では、アドニスの過去の重大な過ちが描かれ、かつての親友デイム(ジョナサン・メジャース)が強敵となってアドニスの前に現れる。テッサによると、本作で彼女が演じるビアンカはずっとセラピーに行くよう夫に言い続けるそうだ。
「『クリード 過去の逆襲』の教訓は、助けにもなるから誰もがセラピーに行くべきという事だと思う。ビアンカは、セラピーに行きなさい、続けなさい、気持ちを話しなさいと、私にも教えてくれた。解決しなくても良い、いつもタフでなくてもいいとね」
Text: Tae Terai