コリン・ファレルが『THE BATMAN -ザ・バットマン-』で演じているペンギン役のモデルは、『ゴッドファーザー』シリーズのフレド・コルレオーネだという。マット・リーヴス監督は数々のキャラクターからヒントを得て、最新作のヴィランを描いたそうだが、ペンギンとフレドの間には両者とも「過小評価されている」という共通点があるそうだ。
リーヴスはペンギンについて『エンパイア』にこう話している。「『ゴッドファーザー』のフレド役を演じたジョン・カザールっぽいところがある。彼はマフィアの中堅メンバーで、人を惹きつける力が少しあるけれど、より多くを望んでいるのに過小評価されているのです。彼は行動を起こす準備が出来ているんです」
コリンも同意し、「(リーヴスは)フレドのことを僕に話してくれた。フレドは非常に強く、頭が切れ、能力が高く、暴力的な男だらけのファミリーにいるから、身動きが取れなくなっている。だから彼は裏切りの行為に出る。彼が弱く、壊れていて、痛みの中にあるがゆえにね。オズワルド・コブルポット(ペンギン)の芯には、ある種のひびが入っている。それが犯罪集団の中で、のし上がりたいという欲望と野望をあおっている。2本目の映画でそれを探求したい。もしそれが実現すればね」と語った。
またコリンは、BBCのドラマ「北氷洋」の撮影で痩せていたことから、ファットスーツを着用してペンギン役を演じたことも明かしている。
Text: Bangshowbiz