CELEBRITY / STYLE

アンジェリーナ・ジョリー流お仕事スタイルは、ミディ丈ワンピースとヌードカラーのパンプスで完成。

レッドカーペットでは華やかなドレスを纏う一方で、普段はシンプルなスタイルを好むアンジェリーナ・ジョリー。そんな彼女の着こなしにはワーキングスタイルのヒントが詰まっている。
Photo: The Mega Agency/AFLO

レッドカーペットでは華やかなドレスを纏うアンジェリーナ・ジョリーは、普段はシンプルなスタイルを好む。次の監督作のロケハンのためにローマを訪れた彼女は、グレイのミディ丈ドレスにロングコートを合わせ、エレガントな装いで街に繰り出した。足もとはベージュのポインテッドトゥーヒールで、全体的に落ち着いたカラーのトーンにまとめている。

エレガントでシックなミディ丈ワンピースはオフィスルックの定番とも言えるが、ワンランク上の着こなしを目指すなら配色にこだわりたい。ヌードカラーのパンプスを合わせ、足もとを軽やかに見せることでよりスタイリッシュな印象になる。アンジェリーナが着用しているものは、どれもベーシックで長く愛用できるアイテムばかりだ。

2021年9月の映画『エターナルズ』のプレミアにて。Photo: Jon Kopaloff/Getty Images for Lexus

アンジェリーナは決してトレンドに左右されることなく、タイムレスな美しさやクオリティを重視する。常に自分のファッションポリシーを貫き、環境問題の啓発活動に取り組む彼女は、昨年のUK版『VOGUE』のインタビューで、ヴィンテージを取り入れることも多いと語った。「ヴィンテージのアイテムを楽しんでほしいし、新しいアイテムをゲットする際もヴィンテージショップをまずは頼ってほしい。そうしたマインドの切り替えが、前進する第一歩のように感じています」

この信念は娘たちにも受け継がれている。昨年9月に行われた『エターナルズ』(2021)のワールドプレミアに、アンジェリーナは5人の子どもたちと出席したが、ザハラとシャイロはかつて母が着用したドレスを纏ったのだ。2014年のアカデミー賞で着用したエリー サーブ(ELIE SAAB)のガウンをザハラが、昨年7月に女性の権利を訴えるイベントで着用したガブリエラ ハースト(GABRIELA HEARST)のドレスをリメイクしてシャイロが着こなした。

Text: Alice Cary Adaptation: Sakurako Suzuki
From VOGUE.CO.UK