ソフィー・ターナー&ジョー・ジョナス(2019年5月〜)
2019年5月1日(現地時間)、ラスベガスのリトル・ホワイト・ウェディング・チャペルで挙式したソフィー・ターナーとジョー・ジョナス。2016年に交際が始まり、2017年10月に婚約してから約1年半でゴールインした。ソフィーは出演中のドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ(GOT)」最終シーズンの放送がスタート、ジョーも6年ぶりにジョナス・ブラザーズの活動を再開したばかりというタイミングで、2人でビルボード・ミュージック・アワードに出席した直後の電撃婚。
グルームズマンは兄のケヴィンと弟のニックが、ニックの妻のプリヤンカ・チョープラーがブライズメイドとフラワーガールを務めた。本人たちは何も公表せず、式に出席したDJディプロがインスタグラムでライブ配信して発覚したのだが、本当に急に決めたらしく、出席したのはジョナス兄弟夫妻や親しい友人たちのみ。ソフィーは、式直前に電話で母親に「ラスベガスで結婚するの」と報告したそう。
花嫁衣装はウクライナのブランド「BEVZA」のシルクのジャンプスーツ(580ユーロ)、結婚指輪も当然用意していなくて、なんとキャンディリングで代用したという。実は、もともとフランスでの挙式を予定していた2人が急遽、ベガス婚に踏み切ったのは法的な理由があったため。『People』誌で関係者が「法的な婚姻関係にするためにアメリカで結婚し、ヨーロッパで結婚式をする予定」と話している。今夏にはおそらくフランスでゴージャスなウェディングが行われ、本命のドレスも指輪もキープしてあるはず。
ニコラス・ケイジ&エリカ・コイケ(2019年3月)
3月23日(現地時間)にラスベガスで結婚許可証を取得するも、わずか4日後に取り消しを申請したニコラス・ケイジ。相手がエリカ・コイケという日系女性だったことから、日本でも大ニュースになった。55歳のニコラスと21歳下のエリカの出会いの詳細は不明だが、彼女はロサンゼルスにあるタイ料理レストラン・オーナーの娘と言われている。昨年春にはプエルトリコで映画撮影中のニコラスと一緒にいるのを目撃され、その後も交際は順調に続いていた様子。
結婚許可証取得当日に挙式し、ニコラスにとって4度目の結婚となるはずだったが、婚姻無効を申請した理由は「泥酔していたから」。2人とも泥酔状態のときにエリカから結婚を持ちかけられ、深く考えずに勢いで応じてしまったというのがニコラス側の言い分。彼女も結婚解消には前向きだが、配偶者扶助を要求しているとか。交際中に就業機会を失い、今回の報道やニコラスの発言から過去の犯罪歴などが明らかになり、評判が傷つけられたとして、扶養費及び法手続きの費用支払いを求めているという。
ミア・ゴス&シャイア・ラブーフ(2016年10月〜2018年9月)
2012年にラース・フォン・トリアー監督の『ニンフォマニアックVol. II』で共演したシャイア・ラブーフとミア・ゴスは2016年10月、ラスベガスのウェディング・チャペル、ヴィヴァ・ラスベガスで挙式。
さまざまなテーマが選べる式場で、2人が選んだのはエルヴィス・プレスリーとハワイアン。ミアは、エルヴィスのそっくりさんが運転するピンクのキャデラックに乗って会場入りした。オプションのライブ配信サービスは本人たちが断ったにもかかわらず、手違いで配信されてしまい、大騒ぎに。シャイアはパフォーマンスアート活動にも熱心だったので、結婚式にもヤラセ疑惑が浮上したが、本人がトーク番組「エレンの部屋」でキッパリ否定した。
交際期間4年でゴールインした2人は結局、2年後の2018年9月に離婚。シャイアが映画『Honey Boy』(原題)で共演したFKAツイッグスに心変わりしてしまったのが原因だ。シャイアはミア以外にも、ミーガン・フォックスやキャリー・マリガンなど、共演女優と恋に落ちるタイプなので、またしてもという展開。ちなみにミアはFKAツイッグスの元婚約者、ロバート・パティンソンと公開中の映画『ハイ・ライフ』で共演している。
ビリー・ボブ・ソーントン&アンジェリーナ・ジョリー(2000年5月〜2003年5月)
1999年の映画『狂っちゃいないぜ』で共演した当時24歳のアンジェリーナ・ジョリーと20歳上のビリー・ボブ・ソーントン。結婚した2000年5月の2カ月ほど前から極秘交際をスタートさせ、ベガスに駆け落ちしてきた。アンジーはジョニー・リー・ミラーと前年に離婚したばかりで、ビリー・ボブを婚約者のローラ・ダーンから略奪し、シンディ・クロフォード&リチャード・ギア夫妻と同じ教会で挙式した。
アンジェリーナはグレーの袖なしTシャツにデニム着用でほぼノーメイク、ビリー・ボブも普段着姿だった。この電撃婚に誰よりも驚かされたのは、ローラ。「映画の仕事で自宅を離れている間にボーイフレンドが結婚したの。以来、彼から連絡はないわ」と後に語っている。お互いの名前をタトゥーで入れたり、血を入れたロケットペンダントを交換したり、過激な愛情表現が話題になったが、ビリー・ボブは昨年に出演したポッドキャスト番組で「当時は大げさに言われ過ぎた。(アンジェリーナとの結婚生活は)記事に書かれたほどクレイジーじゃなかったよ」と振り返っている。
『トゥームレイダー』(01)に主演したアンジェリーナが2002年3月、撮影地のカンボジアから養子マックスを迎えたころから夫婦仲の雲行きが怪しくなり、数カ月後に破局。2003年5月に離婚が成立した。
シンディ・クロフォード&リチャード・ギア(1991年12月〜1995年)
1988年、シンディ・クロフォードが22歳のときに出会ったのは17歳上の大スター、リチャード・ギア。伝説的なフォトグラファー、故ハーブ・リッツ邸で開かれたBBQパーティーで知り合い、交際が始まった。ゴールインした1991年12月当時、リチャードは主演映画『心のままに』(1993)を撮影中で、たった1日だけのオフを利用して、親しい友人たちを招いてプライベート・ジェットでラスベガスに向かい、チャーチ・オブ・ザ・ウエストで挙式した。
急に決めた結婚だったので、ウエディングリングの用意もなし。なんとアルミホイルで指輪状にしたものをはめた。もちろんウエディングドレスもなし。シンディは、ジョルジオ アルマーニのネイビーのスーツ姿でバージンロードを歩いた。ちなみにハーブ・リッツはブライズメイドと式の撮影係を買って出てくれたそう。残念ながら、4年後の1995年に離婚。
理由はいろいろ噂されたが、のちにシンディ自身は年齢差をあげた。年上の夫に付き従うばかりではなく、「ときにはリードしたり、ともに歩んでいきたかった」と明かした。シンディは1998年にランディ・ガーバーと結婚、一男一女に恵まれ、娘のカイヤは母と同様、スーパーモデルの道を邁進中。
ジョン・ボン・ジョヴィ&ドロセア・ハーレイ(1989年4月〜)
ラスベガスで結婚というと、衝動的で長続きしないイメージがつきものなのは、これまで紹介したカップルたちが証明済み。だが、そのどちらでもないのが、ジョン・ボン・ジョヴィとドロセア・ハーレイ夫妻。2人はハイスクール時代から交際、一度破局した時期もあったが、その後に復縁した。ジョンがフロントマンを務めるボン・ジョヴィとして世界的な大成功を収め、人気絶頂だった1989年4月、グレースランド・ウェディング・チャペルで挙式した。
ツアーの真っ最中にお忍びでベガスを訪れ、バンドのメンバーやマネージメント、両親にも知らせない電撃婚だったという。「みんな激怒していた。でも数日後には、誰にどう言われようが関係ないと思うようになった」とのちにジョンは語っている。夫妻は娘1人と息子3人に恵まれ、今年4月29日に結婚30周年を迎えた。
Text: Yuki Tominaga