『ディーン、君がいた瞬間(とき)』で憧れのスターを熱演。
共演してみたかった俳優にジェームズ・ディーンの名前を挙げていたデインにとって、その憧れの俳優を演じるのは特別な体験だった様子。現在29歳で、細身で少年体型の彼はディーンらしい逞しい体型を目指して11キロ以上もの増量に挑戦し肉体改造を試みた。インスタグラムにアップした画像に添えられた「ディーンになるのは簡単じゃない」というシンプルなひと言がすべてを語っている。
さらに仕草や表情も研究し尽くし、U2やデヴィッド・ボウイなどを被写体にしてきた写真家、アントン・コービンの演出のもと、スターになる前夜のディーンとして役を生きた。
プラダのキャンペーン・モデルを務めるなど、ファッション界からも熱いラブコールが。
メランコリックな表情と変幻自在の演技力、フォトジェニックな存在感はファッション界からも注目され、2014年にはプラダ(PRADA)の春夏メンズコレクションやアイウェアの広告モデルに抜擢。アニー・リーボヴィッツによって撮り下ろされた。身長はさほど高くはないけれど、『L’UOMO VOGUE』をはじめとする雑誌のファッションページではプラダのみならずサンローラン(SAINT LAURENT)、ドルチェ&ガッバーナ(DOLCE & GABBANA)、エルメネジルド ゼニア(ERMENEGILDO ZEGNA)などを着こなしている。
2歳上の妻とは結婚3年を過ぎた今もラブラブ。
デインの妻は2012年の主演作『クロニクル』で共演もしている女優のアンナ・ウッドで、実は同じ高校の先輩でもある。卒業後の2006年から6年の交際を経て、2012年にゴールインした。デインは演じている役から抜けきれず、家でもつい態度が悪くなることがあるという。夫婦げんかになりかけてもアンナは「許してあげることにする。あなたが役になりきったまま話してるのがわかるから」と理解を示してくれるそう。結婚記念日には必ず夫婦のツーショットをSNSに投稿するというラブラブな2人。ハロウィーンも仲よくコスプレを楽しんでいる。
食べ歩きが好きなグルメなデインは、料理の腕前も高レベル。
スリムな体型からは想像がつかないほど、食べることが大好きなデイン。インスタグラムではアンナと一緒に様々な食事を楽しんでいる様子をアップしている。今年2月の29歳の誕生日は、ニューヨークのスシ・レストラン、Nakazawaでお祝いしたデイン。シェフの中沢大祐氏に向けて「僕の誕生日を忘れられないものにしてくれてありがとう」と感謝を綴った。外食を楽しむだけではなく、確かな腕を持つ料理男子で、手際よく朝食を用意したり、アップルパイを焼くことも!
同世代の天才監督とも気さくに交流。
昨年の9月、「僕のフランス語の声を担当しているグザヴィエ・ドランに今夜会ったよ」とカナダの若き天才監督とのツーショットをアップ。俳優でもあるグザヴィエは『アメイジング・スパイダーマン2』と『プレイス・ビヨンド・パインズ』のフランス語吹替版でデインの演じた役を担当している。この投稿にはグザヴィエも反応し、ツイッター上で「昨夜、自己紹介できなかったのですが、僕は監督でもあります。一緒に仕事できたら最高です」とリプライ。このやりとりにファンたちは「ぜひ実現させて!」とラブコールを送っている。この相性の良さそうな組み合わせ、確かに見てみたいかも!?
最新主演作ではカーラ・デルヴィーニュと共演。
来年1月から撮影が始まる最新作『Valerian and The City of A Thousand Planets』(原題)では、カーラ・デルヴィーニュと共演するデイン。フランスのSFグラフィック・ノベル『Valérian et Laureline』(原題)を映画化したもので、28世紀を舞台にデインとカーラが時空間を移動できるエージェント、ヴァレリアンとロールリーヌを演じる。今年5月に製作発表が行われ、カンヌ国際映画祭でメガホンを取るリュック・ベッソン監督とスリーショットをパチリ。
Text: Yuki Tominaga