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【FNO 2019】表参道ヒルズで開催中!『VOGUE JAPAN』アーカイブ展を徹底レポート。

『VOGUE JAPAN』の創刊20周年を祝したイベントが、ヴォーグ・ファッションズ・ナイト・アウト(FNO)東京開催に先立って、メイン会場となる表参道ヒルズで開催中。注目の展示やポップアップを紹介します。
Photo: Hiroyuki Hasegawa

FNO東京のメイン会場となる表参道ヒルズでは、現在『VOGUE JAPAN』20周年を記念したアーカイブ展やフォトパネルが館内の随所で開催中。

注目は、館内6箇所のアートパネルで実施されるファッションストーリーのアーカイブビジュアル展だ。本展示では、アルバート・ワトソン、ルイージ&イアンゴ、ジャンパオロ・ズグーラ、小浪次郎、カミラ・アクランス、ナサニエル・ゴールドバーグという『VOGUE』でおなじみの一流フォトグラファー6名による撮り下ろし作品を各フロア1名にフォーカスし、大画面で鑑賞することができる。

アルバート・ワトソンのアートパネル。『VOGUE JAPAN』2018年11月号のための作品。

B3階に展示されるアルバート・ワトソンは、アルフレッド・ヒッチコックやデヴィッド・ボウイなど、時代の寵児となった著名人を多く撮影し、「ポートレートの巨匠」としても名高い写真家。パリの伝説的クラブ「LA PALACE」にオマージュを捧げた「A PALACE OF DECADENCE」は、奇抜なスタイルに身を包み享楽に耽る人々の肖像画のようにファッションを切り取っている。

また1階には、『VOGUE JAPAN』の表紙を多く手掛けるルイージ&イアンゴによる作品を、B2階では、NYを拠点に活動する日本人フォトグラファーの小浪次郎によるアーカイブを展示。水原希子をモデルに起用し、キャンプ*の美学を東京の街で表現した2019年9月号や、TAOと菅田将暉が登場する1920年代の上海のナイトシーンに着想を得た2019年10月号のファッションストーリーは必見だ。

スターバックス コーヒー 表参道ヒルズ店には『VOGUE JAPAN』ライブラリーが出現! コーヒーを飲みながら、その歴史を振り返ろう。

さらに、表参道ヒルズ西館地下1階のスターバックス コーヒー 表参道ヒルズ店では、『VOGUE JAPAN』POP UP LIBRARYが本日オープン。1999年9月号から、2019年10月号までの240冊以上のアーカイブがすべて閲覧できる日本で唯一の『VOGUE』図書館だ。

こうした展示の中でもベスト・オブ・ベストなフォトスポットは、表参道ヒルズ本館の正面玄関と、スターバックス コーヒー 表参道ヒルズ店に設置される、雑誌が一堂に並んだ圧巻のフォトパネル。『VOGUE』の歴史を背景に、ぜひ記念撮影を楽しんで。FNO当日は混雑必至なので、展示をゆっくり楽しみたい人は平日の夜が狙い目だ。

表参道ヒルズ本館の正面玄関に設えられたフォトパネル。『VOGUE JAPAN』の歴史を背景に、ぜひ記念撮影を。

『VOGUE JAPAN』アーカイブ展
開催場所:表参道ヒルズ本館内各フロアのアートパネル6ヵ所

開催期間:2019年9月10日(火)〜9月14日(土)

『VOGUE JAPAN』POP UP LIBRARY in スターバックス コーヒー 表参道ヒルズ店
開催場所:表参道ヒルズ 西館地下1階のスターバックス コーヒー 表参道ヒルズ店内

開催期間:2019年9月10日(火)〜9月15日(日)

※閲読は、スターバックス コーヒー 表参道ヒルズ店にて商品をご購入された方限定。

FNO東京の詳細は公式サイトをチェック!

Photo: Hiroyuki Hasegawa


*キャンプ:スーザン・ソンタグが論考した「不自然なもの、人工的で誇張されたもの」を意味する美学のこと。今年のメットガラのテーマにも採用された。