絶妙なセクシーさとグラマラスなムードのスタイルで今一世を風靡しているジ・アティコ(THE ATTICO)。ストリートスナップでも常に人気のイタリア人二人組の、ジルダ・アムブロジオとジョージア・トルディーニが2016年に立ち上げた。ブランド名はイタリア語でペントハウスを意味するが、彼女たちにとっては、「どこに住むかではなく、アティテュードがもっとも重要。モダンで、自由な感性を持ち、大胆で強いパーソナリティーを持つ女性の生き方」の意味合いが強いという。
ジョージアはミニマル、タイムレス、セクシー。ジルダはエクレクティックと一見、全く違うテイストを持つ二人だが、ラグジュアリー、フェミニニティ、クラシカルなシルエットを好むという共通点が、彼女たちのブランドに反映されている。そんな二人はヴィンテージピースにインスパイアされることが多く、コレクションの中にはジェーン・バーキン、ビアンカ・ジャガー、ヴェルーシュカなどの強く美しいミューズの名前がつけられているアイテムも存在する。
「今は服もシューズも作っているけれど、ソーシャルメディアなども駆使しブランドをより確立して、アイテムを増やしたり、展開店舗やビジネス面にも力を入れているの」とグローバル展開に意欲的だ。ブランドのアイテムの価格帯は10万前後で、気負いないドレスアップを叶えてくれるとファッショニスタたちも太鼓判を押す。すでに多くのブランドからラブコールが送られコラボレーションも実現し、ジ・アティコからますます目が離せない。
60sの映画の世界を連想させるインテリアの中華料理店で、ミラノコレクション中に2020年春夏を発表した。パワーショルダーなど、構築的なシルエットのデイタイムウェアを纏ったワーキングガール、そしてナイトアウトスタイルといったテーマで、グラマラスなコレクションを展開した。
Coordination and Text: Wakapedia Editor: Yui Sugiyama\