毎回、期待が高まるエイチアンドエム(H&M)のデザイナーコラボコレクションに、今年はシモーン ロシャ(SIMONE ROCHA)が登場。15世紀後半から17世紀まで続いたイギリス・アイルランドのテューダー朝の肖像画や写真などをインスピレーション源に、メゾンの毒っ気のあるロマンティックな世界観が堪能できるアイテムが満載です。
まず、目に留まったドレスがこちら。花柄のテキスタイルにはクロッケ加工が施されていて、シモーンの細部までのこだわりが伺えます。その上に重ねた黒のチュールエプロンは、後ろ姿がポイント。3つのリボンやラッフルがなんともドラマティックです。
こちらのローズプリントドレスも目玉アイテムのひとつ。シルクをブレンドしたジャカード地で、厚みのあるファブリックと光沢感が、バラの艶やかな美しさを引き立ています。さらに、パフスリーブやフリル、刺繍を施したレーストリムなど、とにかく乙女心をくすぐるディテールが満載。オーバーサイズなので、ハイネックのトップを中に着ても素敵だと思います。
マンネリ化しがちな白Tコーデも、シモーンの手にかかるとこんなにもラブリーに! パール付きのTシャツはピンクのチュールブラウスとスカートと合わせ、ドレッシィに着飾るのが彼女流。この他にも、メンズラインには全体をチュールで覆ったタイプやアート写真のプリントなど、Tシャツのバリエが豊富でした。
ステイホームが続く今、着心地柔らかなスウェット類も見逃せません。腕もとのフリルディテールとロゴ刺繍付きの黒のフーディは、リモートワーク中もリラックスしながら程よくシャキッと過ごせる1着。ピンクのプルオーバーは、メンズラインから。写真では見えにくいのですが、こちらも胸もとにロゴが配されています。ジェンダー問わずユニセックスで楽しめるサイズ展開なのが嬉しい!
アフタヌーンティーのようにテーブルセットされた写真は、フェザーをあしらったフラットシューズやビジュー付きのカチューシャなど、どれもフォトジェニックなものばかり。シモーン自身のコレクションを踏襲する世界観が広がります。ヘアバンドやヘアクリップ、ソックスといったライナップも。特に華やかな顔まわりを演出するヘアアクセが人気の予感です。
ちなみにヘアクリップとピアスは、日本限定色のピンクが登場するそう! この他にも、トレンチコートやテーラードスーツ、バッグなど、豊富なライナップがあるので、皆さんもぜひウェブサイトをチェックしてみてください。